日本3大廃線トンネル群
旧国鉄中央線 愛岐トンネル群
令和 6年 5月 5日(日)こどもの日
日本3大廃線トンネル群とは?
・ 碓氷峠トンネル群(群馬県安中)
・ 北陸線トンネル群(滋賀県長浜・福井県敦賀・南越前)
・ 愛岐トンネル群
09:54 中央線 定光寺駅
金山駅から快速に乗車しましたが、何時もは停車しない当駅に臨時停車してくれました。
電車内の乗客は、殆んどが愛岐トンネル群の見学者だったようです。
3号トンネル/玉野隧道(76m)
始めのトンネル入り口には、実物大の蒸気機関車が描かれた大幕が張られていました。
ヘッドランプのスイッチをONにして、トンネルの奥へと足を踏み入れました。
トンネル内は、怪奇的な的な光が輝き、チョッピリ幻想的でもありました。
トンネルを抜けると、何処からともなく笛のような柔らかい音色が聞こえて来たのです。
その音色は、線路跡から階段を下った広場でのオカリナコンサート会場からでした。
暫しの間、オカリナの優しい音色に聞き入っていました。
4号トンネル/玉野隧道(75m)
真っ暗な中で耳を澄ますと、遠くから徐々に蒸気機関車の走行音と一緒に汽笛が鳴り響いてきました。
そして、蒸気機関車はトンネルの出口へと走り抜けて行ったのです。
目を線路跡から川に向けると、一級河川の「庄内川」が穏かに流れる玉野渓谷でした。
目を下の川から上の空に向けると、モミジの色艶やかな新緑が眩しい太陽光を遮っていましたので、少し立ち休憩としました。
線路跡の下を流れる小川では、今では見る事が殆ど無くなった水車が廻っていました。
そして、水車の右上方には大きな岩が立ち上がっているのが見え、またその岩へと登る通路もありました。
好奇心で登ってみると、その岩にはしめ縄が張られ「山の神」として、敬われているようでした。
5号トンネル/隠山第一隧道(99m)
トンネル入り口を見ると、当時の設計者やレンガ職人さんのに素晴らしさが伝って来るようです。
トンネルを抜けた広場では、民族衣装にギターを中心とした演奏がされていましたので、休憩をを兼ねて拝聴しました。
6号トンネル/隠山第二隧道(333m)
公開のトンネルとしては、3号から6号までの4トンネルだけですが、これが最後の6号で今回一番長いトンネルです。
長いトンネルは、途中で「くの字」に曲がっているので、中は真っ暗でヘッドライトを頼りに歩いています。
やっと、出口の光が射して来ましたが、ヘッドライトの乾電池容量が少なかったので、ヤレヤレです。
トンネルの出口は広場ですが、当時はその先に鉄橋が架かっていたようです。
復路は、これからUターンをして「定光寺駅」まで戻りますが、ヘッドライトの電池容量を心配しながら帰ります。