まんが漁 日一丸
令和 2年 7月18日(土)
まんが漁とは、語源とされる『万歯』と言われるような「鉄製の大きな熊手」のようなもので、砂地の海底を引っ掻きながら底引き網で獲る漁です。三河湾の伝統漁法で、シャコ+タコ+車海老+渡り蟹等の様々な魚種が獲れます。
所属 ・ 西三河漁業組合吉良支所/宮崎漁港
愛知県西尾市吉良町宮崎馬道57
05:00 H氏宅集合出発
今日のメンバーは、20歳の誕生日を迎えたカップルから70代までの幅広い構成ですが、今日の半日は全員が漁師気分です。
05:45 宮崎漁港
一応、6時からの出向予定となってはいましたが、雨の様子をみながら天気の回復を待つことになりました。
07:19 出港
雨が小降りとなりましたので、いよいよ船頭さんのGOサインで船が動き出しました。
漁場までの時間をりようして、船上海鮮BBQのスタートとなりましたが、アルコールの無いBBQは一抹の寂しさを感じています。
07:53 漁開始
熊手のような「まんがん」を海底に沈めてから、船を20分から30分くらい走らせ、砂地の海底を引っ掻きながら底引き網で魚介類を獲ります。
揚がった網は、底を開いて船上にぶちまけてから、我々メンバーが魚介類などを仕分けをした後に、ヒトデや貝殻などは再び海に帰って頂きます。
一回目の漁はチョット寂しいですが、それでもクロダイ+カレイ+コウイカ+ワタリガニ+タコ+クルマエビ+シャコなどが獲れました。なかには、あぶない魚もいるので要注意です。
この作業は、5回から7回ぐらいの繰り返しで昼まで続ける漁となります。
要するに、お金を払って漁師の真似事をするレジャーですが、その作業が結構おもしろく楽しくもあります。
揚がったコウイカは、M君が器用にさばいて刺身にしたり、焼いたりしてメンバーに振る舞ってくれました。
味はネットリと甘く、強い旨味ながらも後味がほど良いです。
種類の多いイカですが、個人的にはコウイカが一番おいしいような気がしています。
海に帰したつもりの小魚は、シッカリと海鳥のエサとなってしまいました。
12:12 沖あがり
半日だけの漁でしたが、漁師さんの大変さが良くわかる体験でした。
12:33 寄港
漁の前半は雨で肌寒く、後半は直射日光を遮るものも無く猛暑でした。
獲れた獲物は、船頭さんと女将さんが均等に仕分けしてくれました。
05:10 自宅着
クーラーの中は、ワタリガニ+コウイカ+タコ+クルマエビなどと、酒の摘み用としての木っ端カレイで満タンとなっていました。因みに、本命のシャコはご辞退させて頂きました。