クラッシュといえばシングルでそれぞれベストバウトをとってますよね。
長与は武道館のデビル戦、飛鳥は大森との大田区での赤いベルト戦。
しかーし、個人的にはその2試合よりこっちのほうがベストバウトでしょ?があります。
長与は1983年のオールパシフィック、vsミミ萩原。
飛鳥は1984年の大宮でのvsジャンボ堀,
1983年はダイナマイトにクラッシュが挑戦したWWWAタッグがベストバウトになりましたから致し方ないのでしょうが、この年のシングルベストバウトは絶対にこのミミvs長与だと思ってます。
攻め込まれるほど魅力を発揮するミミが、いままでまったく眼中になかった長与を相手にまさかまけちゃうんじゃないの!?というだけでもハラハラするのにベビーフェイスと防衛戦、もしかしたら世代交代が?そして長与が面白いほどのりまくって攻める様がほんとにスイングして好勝負に。
飛鳥との正月の全日本がかなりいい試合だった長与ですが、このオールパシフィックもほんとうに手に汗にぎる好勝負、武道館のデビルとのベストバウトを狙うがための計算されすぎた気持ち悪い試合より1000倍いい試合!です。
そして飛鳥。この人も基本が強い、丈夫なので思いっきりな攻撃をしてくれて、思いっきり受けてくれるタイプがいいんでしょうね。
大森との赤いベルトは飛鳥の精神的なものからの脱却、そして友情の物語がバックボーンにあってすばらしかった試合でしたけれど、この飛鳥と堀の三十分ノンストップの試合はこれがこれから求められていく試合なんだろうな〜というような攻めまくり、受けまくり。
翌年のジャパングランプリの堀vs飛鳥、堀引退間際の堀vs飛鳥もいい試合だったことからこのふたりは手があうんだとおもいますが、ほんとうにいい試合でしたね。
テレビではカットされているシーンが多いので、ノーカットでビデオ化してほしかった試合でした。
クラッシュのシングルベストバウトは個人的にはこの2試合だといまだに思ってます。