タッグのペア同士のタイトルマッチといえばビューティの二度にわたる武道館、そしてクイーンエンジェルスのオールパシフィック、そしてクラッシュの赤いベルトを巡る戦い、というふうにここ一番でしか組まれなかったのだが、90年代になると別に珍しいことでもなくなり、ペアはペア、シングルはシングルの割りきることができる選手が増えたのだろうか。
1994年7月17日後楽園ホールではW井上が白いベルトをかけて争った。
貴子の非情な攻撃に試合は貴子ペースに。
最後はなんとか防衛したが、体調がよくなかった京子は疲労困憊。
貴子がかなり京子に肉薄してきたことを物語るタイトルマッチであった。
W井上は組んでいるとペアらしいけれど、対戦するとあまりペアだったんだね、という雰囲気が消えて、同期のライバル対決としてみることができたのも特徴でしたね。
同じことは海狼組のオールパシフィックの対戦でも言えたことですが。
思いっきり戦えるペア対決っていいですよね。