着物って、ちょっといいなとは思うけど、
難しそう
敷居が高そう
専門用語が多い
道具の名前や種類が分からない
そんな声にお応えするべくスタートした、着物知識ゼロ「0」からでも、大丈夫!~着物初心者さんのための「きもののき」シリーズ~
家にあったコレ、どうやら着物関係のものっぽいんだけど、何だろう?何に使うの?そんな疑問が解決できると嬉しいです
こんにちは、京都市山科区で
夫と2017年生まれの娘の3人暮らし
着付け講師のきむら くみこ です
今回ご紹介するのはこちら
※画像お借りしました
この薄い板状のアイテム
これって何?
何に使うの?
この薄い細長い板のような形のものは、帯板(おびいた)といいます
帯板ってどこに使うの?
帯板は、帯を胴に巻いた部分(主に前側)の帯の内側に入れて使います
帯板の役割って?
この帯板には、帯を胴に巻いた部分(主に前側)のシワを防いでシャキッと見せてくれる役割があります
こちらが帯板を使った場合
こちらが帯板を使ってない状態

が、どちらも帯の形自体に大きな変化はありません
ってことは、「絶対必要!使わないと着られませんよ」ってわけではないのです
特に大きめの固い帯板を使うと、前かがみになった時に圧迫感を感じたりもするので、使う・使わないは選んでいただいてOK!
「今日は帯をシャキッとパリッとシワなく見せたいな」という時は使えばいいし、「今日は楽に着たいな」という日は使わなくても着られます
こんな変わり結びには、身体の後ろ側にも小さめの帯板を使うこともありますよ
「後ろ板」と呼ばれるもので、名前の通り、後ろ側の胴に巻いた帯部分をシャッキリ見せるために使います
これも帯板?? 帯板の種類
帯枕には、幅・長さ・形・素材に様々な種類があります
一般的には、先ほどの画像のような、
こんなタイプをよく見かけますが、他にも色んなタイプがあるんですよ
我が家にあった帯板たち
ゴムベルト付きのもの、幅の広いもの、狭いもの、長いものなど
プラスチック製のもの、厚紙っぽいもの、布張りのもの、薄いメッシュ素材のものもありますね
メッシュの帯板は通気性があることと、透け感のある夏の帯でも帯の表に帯板の色が透けにくいので夏におすすめです
次は、大きさの違いを見てみて下さい
上は前側に入れる、(一般的な)帯板
下は後ろ側に入れる、後ろ板です
ゴムベルトの付いたものは、帯を巻く前に装着しておいて、その上から帯をまいていきます
ゴムベルトの付いていないものは、帯を巻く時に間に挟み込んで巻いていって使います
こちらは、前結び用の帯板
帯を巻く前にマジックテープで装着して使います
外側は滑りやすく、内側は摩擦があるように作られているので、この上から帯を巻いて、前で帯結びを作ってからグルっと後ろに回す時に、帯板が一緒に後ろに回ってしまうということを防げるようになっています
私自身は、普段はベルトなしの帯板を、帯のひと巻目と、ふた巻目の間に挟んで使っています
後ろをモリモリ豪華に変わり結びにしたい時は、前結び用の帯板を使っていますよ
用途によって、お好みの帯板を選んでみて下さいね
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