高次脳機能障害地域支援者養成講座に行きました | 例えば子供の引き出しの中

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発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
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明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

先日、高次脳機能障害の研修に参加してきました。


ワタクシ、発達障害の方面はそれなりに学んでまいりました(まだまだ極めるには至っておりませんがあせる)が、

高次脳機能障害については知ってはいるけどそこまでは・・・という程度。

しかし、今の仕事では知っておかねばならない所。

2日間の講義と体験実習に参加することにいたしましたわけで。


高次脳機能障害の症状というのは発達障害や知的障害に似たところはありますが、生まれつきのものではなく、事故や脳のケガや病気で発症します。

今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなるので、本人や周りの人もその状態を受け入れにくい。

福祉についての知識もない。相談する習慣もない。


記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的な行動の障害、失語症、脳が疲れやすい、病識欠如・・・そういったことが事故や病気である日突然自分に降りかかるのです。


これは大変ですよねあせる


今まで社会的にそれなりの立場にあった人ならプライドもあるだろうし、家事をテキパキこなしていた人は料理すらできない。すぐに社会復帰したいのに思うようにならない。イライラが募るばかり…。


事例の検討会もありました。

対応については、今まで発達障害で学んできたことが出てきました。

例えば、失敗をさせない、成功体験を積む、「エラーレスラーニング」。間違えさせない学習方法です。

無誤学習とも言いますね。これは発達障害の子どもたちによく活用される方法の一つです。

記憶障害のある人は間違いを経験すると、その間違いの記憶が誤って修正されないまま残ってしまうことがあるのです。なので、間違えないように成功体験を重ねていきます。


その人にあった支援法って大切ですね。


来月は体験実習に行ってきます。何か学んできます!