グループホームについてお話を伺いました。 | 例えば子供の引き出しの中

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昨日お知らせしました、グループホームについて、うかがってきました。

どこの福祉法人さんかは伏せておきますね。

運営の仕方、一日のスケジュールなどは、それぞれの法人、ホームによって違いがあるそうですし。


グループホームとは・・・(ウィキペディアより)


病気や障害などで生活に困難を抱えた人達が、専門スタッフ等の援助を受けながら、小人数、一般の住宅で生活する社会的介護の形態のことである。そこでは、地域社会に溶け込むように生活することが理想とされる。集団生活型介護という言い方もある。


ここでは老人型ではない方です。障害者さんのグループホームです。


365日の支援が前提であり、暮らしの場でもあります。

今日、お話を聞いたホームでは「親亡き後」ではなく「可能性を広げるくらし」を目標としていて、親の元気なうちの自立に向けた支援、親の方も子どもの支援から自分の人生を生きていく。親、子どものいない生活を体験するためのホームとして運営しておられます。


けれど、実際の所、ホームの数が不足していて、若い年齢のうちから自立のために入ると言う事は難しいようです・・・。

40代からの入所が多く、入所者の平均年齢も48.5歳だそうです。

つまりは親御さんが高齢となり入らざるをえない年齢になってからの入所、と言う所でしょうか・・・。

もちろん、若い方もいらっしゃいます。


ホームでは日中は支援員さんもいますが、夜はキーパーさんと言われる方が泊り込みます。だいたい4人のホームなら1人だそうです。トイレの介助が必要な方には付き添うこともします。見回りもするそうです。

1日の流れは・・・

利用者さんが作業所から4時ごろ帰宅→ゆっくりしたりお風呂に入ったり→家事、夕食の手伝い、夕食→自由時間→寝る(時間は定めていない)→朝、それぞれの作業所、仕事先へ。


こういうスケジュールだそうです。基本、自力通所だそうですが難しい人にはヘルパーさんが付くそうです。夕食は時には外食だったり、お弁当の事もあります。暮らしの場なので、ホッとできる事を大切にします。


ここでの生活は訓練の場ではなく、自分で物事を決めたり自分の意思で主体的に生活を営みます。

例えばそれまでは誰かに合わせてばかりで自分を出せないでいた、よく言えば「協調性」があると思われていた人が、家族と離れてホームで生活するようになり、自分の意思で「一人で過ごせる」ようになってきたと言う事もあるそうです。

本人主体の生活がそこにはあります。

月に必要なお金はだいたい5万7千円位だそうです。国からの家賃補助が1万円あります。


住む以上はご近所付き合いもします。地域の方々との交流も大切です。


そんなホームですが、今のホームが万能、最終形態ではないと。例えばひとり暮らしをする人をもっとヘルプする制度も必要だし、ホームの制度の確立や改良も必要です。

例えばキーパーを2人に増やすと介助の必要な方をもっと受け入れられます。ホームの建設にももっと補助があれば自立を目指す方をもっと受け入れられます。


以上は今日のお話のグループホームでの話ですが、だいたいどこも似たようなものかもしれません。


所長さんのお話が終わった後の質問コーナーではかなりたくさんの保護者が手を上げていました。

時間が足りないくらいでしたあせる

皆さんやはり、どうしても「親亡き後」が気になるんですよね・・・。

うちには兄妹がいますが、彼らに任せるわけにはいきません。彼らには彼らの人生があります。

兄妹として当たり前に助け合う事は必要ですが、それを超えた過度の世話はさせたくはないです。

けれど私達親は先に逝ってしまいますし・・・。

とりあえずは、次男にできる事を増やしてあげたいです。(負担にならない程度に!)







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