福祉事業型専攻科ってご存知ですか?
発達障害(主に知的障害)児は高校や支援学校を卒業したあと、いわゆるA,B型の作業所や、就労移行支援、職業訓練校、などなどに進むのですが、それ以外の選択肢として、もう少し学びたい、いきなり就職するより勉強したい(でもいわゆる大学には行けない…)という人のために「福祉事業型専攻科」があります。
大阪ではまだ10ヶ所なんですが、全国でも40ヶ所しかないのですから、大阪は多いんですね。
検索かけたら有名な所ではエコールKOBEさんが上位に出てきますね。
今日は大阪府にあるぽぽろスクエアさんのお話を伺う機会がありました。
今までの卒業後の進路先では、主に就職に直接つながるような内容のカリキュラムを組んでいたり、軽作業を一日中行ったりすることが多いようです。
専攻科では、もちろん、就職も視野に入れますが、「もっと学びたい」という気持ちを持った人、すぐに社会に出るには不安がある(だって今時、普通の高校生でも、ほとんどが大学で4年間学んでから社会に出るんですもんね)という人を受け入れます。
例えばエルズカレッジ大阪さんでは、国語、算数、社会、音楽、ソーシャルスキル、清掃・・・など幅広く学びます。以前、資料を請求したことがあります。
ぽぽろさんでは療育手帳B1の人が半分以上のようで、自立訓練事業、学べる作業所的な内容のようです。(もう少し具体的なお話が聞きたかったのですが、時間が無かった~)
高等部を卒業したあとの選択肢が増えるのはいい事ですね。
けれど、その先の就職の受け口が増えないことにはどうにもならないのが現状です。
こういう施設が単なる時間稼ぎとならないように、そこで学んだことが活かせるようにならないと。
うちの次男もまさに今、進路先をどうしようかと模索中です。
最終的には就職できるように。無理やりじゃない、彼に合った就職先を一緒に探していきます。