横浜スクーリング | 例えば子供の引き出しの中

例えば子供の引き出しの中

発達障害関係者(主にお母さん)ならどなたでも参加できる茶話会を開いています。「ばうむの会」でFacebookやってます。
https://www.facebook.com/yaobaumu/

明らかな自分のブログへの誘導的なコメントはお断りします。

KIMG2591.JPG

しばらく休んでおりました。また再開しました!
23日、24日と横浜で大学のスクーリング「カウンセリングの基礎」に参加してきました。

前日から前のりし、緊張をほぐそうと思っておりましたが、ホテルでは何度か目が覚めました。
寝坊したような錯覚におちいり、「はっ!」と起きてしまうんです。そのたびまだ暗い部屋を見渡して安心しては眠り・・・。

幸い定時に起きる事ができました。会場から近いホテルでよかったし。
数駅、乗り換えなしですからね。
駅からは少し距離があるうえに上り下りの多い道。着いたら汗をかきましたねあせる

遅かったつもりはなかったのに結構席が埋まってて、先生の真ん前の辛うじて一つずれた席に座りました。緊張しますね。
怖い先生だったらどうしよう汗
無言のプレッシャーをかけるような先生もやだなー汗
などと想像しながら後ろを見たりする余裕もなく固まっていました。

程なく先生が来られました。
先生は「居場所」について話されました。居場所とは設備が整っていたりすればよい物ではなく、その人が360度安心できる場所を言うんじゃないかと。
ぐるっと振り返って安心して周りを見れる場所。
先生は色々なエクササイズを決して押しつけでなく楽しい方法で行いました。
そのとき、私達は本名ではなくペンネームで名札をつけて、その名で呼び合いました。
そうする事で自分ではない自分になり、逆に正直に気持ちを出しやすくなったように思います。

構成的グループエンカウンターという方法だったのですが、このあと、教室の空気がやわらかくなり、私の緊張もほぐれ、後ろを見る余裕もできていました。

他にも色々やりました。カウンセリングの実習的なこともやりました。

先生は決してプレッシャーをかけるような授業ではなく、時には雑談で和ませ、分かりやすく進めてくださり、もっと授業を受けたいと思いましたが、なかなか大阪からは参加しにくく・・・汗

最後に先生は「仏様が、ちょっと指で車に触れられました」という話を教えてくれました。(大村はまさんという方の本にある話です)
かいつまんで言うと

「一人の男が荷車を引いていたが、ぬかるみにはまり動けなくなった。汗びっしょりになって苦しんでいる男を仏様はしばらく見ていたが、やがてちょっと指でその車に触れると車は動き出した。男は車を引いて去っていった」

分かりますか?

これが本当の教師なんです。男は仏様のおかげだとは知らない。知ったら感謝し、喜びとなるでしょう。けれど、「おかげ」だと思っているうちはその人の力になっていないのです。
一人で生きていく自信、真の強さにつながっていかないのです。

生徒が「自分の力で頑張って出来た」という自信から、生きる力をつけるように仕向けていく事が教師の仕事なんだと。

かなりこの話は深く心に沁みました。
私は教師ではないけど、教師でなくても言えることですよね。
感謝されるためにやるのではないし、やってあげたと押しつけるなんて上から目線なんてとんでもない。

その気持ちを忘れないで行こうと思いました。

さ、レポートと修了試験のレポートを書きますか!

出会った皆様、先生、事務室の皆様、ありがとうございました!