愛情だけでは乗り越えられない | 例えば子供の引き出しの中

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先日、某支援学校であってはならない事件が起きてしまいました。

実は次男が春から通う学校なので、ちょっと考えてしまいました。

私は他の用事でもあの学校へは何度か行っていますので、悪い噂ほどのひどい学校ではないと思っています。
子ども達を送り迎える先生たちは皆さん、温かい目をしてらっしゃいます。

それに、学校では障害児教育の研修も開かれているそうです。
ただ、全員は参加されていないとの事。参加しない先生も何人かいらっしゃるそうです。

参加された先生なら、あのような対応はしなかったんじゃないかと思いたい。

色んな対応の仕方や行動に対しての方法があります。
色んな子がいるんですから、1つの方法で対応できるわけ無い。
そして、人間ですから、相性もあります。
子供だって、先生を見ています。ある先生の前では良い子に振る舞い、ある先生の言うことは聞かない。好きな先生、嫌いな先生もいるでしょう。

先生は、そんな中、生徒たちに向き合わなきゃならないのです。

ベテラン先生ほど「愛情がすべて。すべての生徒を愛情もって接すれば生徒はついてくる。」と自分の経験だけを信じている傾向もあります。若い先生にも愛情だけで乗り越えようと思っている人もいるようですが。

愛情は大事です。だけど、それに頼りすぎると暴走します。
「こんなに一生懸命やってるのに、どうして言うことを聞いてくれないんだ!」と。

これは親御さんでも同じ事です。

愛情だけでなく、一歩引いた目で、子供を観察してください。
なぜその行動を起こすのか?どんな時にそうなるのか?
もちろん毎回同じではないでしょう。でも根気よく観察してください。
何か周りに原因となる物事がありませんか?
そしてもしかしてあなたの取った行動は、結果的に子供の問題ある行動を助長することになっていませんか?
もしくは自分の理論の押し付けになっていませんか?
あなただけでなく周りの大人の対応は?

現在、色々な方法論があります。愛情だけに頼らずに、学んで損はないと思います。

本当はそんな暴走する「愛情」は本当の意味での「愛情」では無いのかも知れませんね。
一方通行の押しつけですね。

何人かの少数の間違った行動を起こしてしまった先生やデイサービスのせいで、学校やデイはダメな人ばっかりだ、何も学んでいないと思われてしまいます。

それが心配です・・・。


あ、もちろん子供にひとかけらの愛情もない、理解もやる気もない先生は問題外ですから!