ひとりぐらし芸人としてお馴染みのカマタミワ氏と私の関係を一言でいうと、友人であることはそうなのですが、それ以上に
「好きな人を奪われてしまった」
という、なんだか複雑なものだったりします。
その「好きな人」というのは皆さんご存知の雑誌「レタスクラブ」なのですが、私も昔からよく読ませてもらっている大好きな雑誌だったりします。
そんなレタスクラブでカマタ氏がうっかり連載を開始するという事案が発生し、私は「カマタさんは料理に対してそんなに思い入れないでしょ!おれが連載したいくらいなのに!キー!」と大人気ないことを言って、友人関係に若干の傷が入ってしまいました。
しかしその連載をまっとうし、つい先日、カマタ氏の連載は最終回を迎えました。
矮小な心の持ち主である私は「ケケケケ…!やっと終わりやがったか!」と、なんとも器の小さいことを思ってしまいましたが、カマタさんもカマタさんで
「キムケンさんに、なんて言われるか…」
「まあキムケンさんは適当にご飯にでも混ぜて炊き込むとして(原文ママ)」
という塩対応(炊き込み対応?)をかましてくれたのでお互い様だと思います。
しかしそこで思ったのは、例えば自分の好きな人が他の人と付き合うと「別れちまえ!」と思いがちでですが、別れたところで別に自分のことを好きになるわけではないということをね、気付いてしまいましたよ。32歳になってね。
だからカマタさんがレタスクラブの連載を終えたところで、私の思いが果たされるわけではないし、むしろあの連載をほんのり楽しんでいたフシがあるので、そういう意味では不思議な寂しさに包まれたのでした。
私とカマタ氏とレタスな関係は、いったんひと区切りとなり、やっと前を向いて歩けるような気がしているのでした。
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そんなカマタ氏の新刊が発売されました。(唐突)
男が読んでも面白いですが、女性の方が読んだらもっと面白い気がします。なんというか、おそらく読んでても「あるあ……いやねーよ!」となるでしょうが、カマタ氏の変態性は少なからず女性の中に潜んでいるんじゃないかと思ったり。
むしろ私が知らないだけで、ほとんどの女性はこんな感じなのかもしれませんね。まったく女性という生き物は奥が深いぜ…!
【おまけ】
先日のトークイベントにいらしていただいた方の中に「カマタさん経由でキムケンさんを知りました!」と言ってくださる方がいて、その方がおもむろにレタスクラブを取り出し、
「ここにサインください♪」
というブラックジョークをかましてくれました。私は「カマタのページを塗りつぶしてやろうか!」と、まるで悪魔のような睨みをきかせましたが、内心は大爆笑でした。
(完)







