結婚するとなれば、式の後は新婚旅行に行きたい!


だって、この期を逃せばいつ長期休暇をとれるかしれたものじゃない。



新婚旅行ならば、合法的に長期休暇をとることが可能なのです。


仕事の都合でどうしてもダメならあきらめもつくけど
できれば、行っておきたい。




せっかく行くのならば、海外旅行。


高いお金かけて行くのだから、満足いくところに遊びに行きたいものです。



娘が年頃になった頃から、お父さんが語っていた結婚式のプランは海外挙式でした。


お婿さまお嫁さま、それにおたがいの両親と兄弟夫婦。


ごく少ない人数で海外でこざっぱりと式をあげ、


親戚には帰国してからあいさつまわり、

友人には二次会を催してもらう。


本人たちに負担の少ない、簡単プラン。


そこには、式の後夫婦で海外旅行を楽しもうというお父さんのたくらみが隠されていたのでした。




残念ながら海外挙式は成せませんでした……。

病み上がりの母を飛行機に乗せること、かなわず……。


旅行代理店にはうなるほど海外ウェディングのプランが用意されています。


センセイの友人の妹さんが、新郎新婦だけの海外ウェディングの予定だそうで……いいなあ。


みんなに祝ってもらえる喜びもあるけれど、
ふたりだけでしっとりと式を挙げるのも憧れ。


いいなぁ。


今度機会があればぜひ海外ウェディングで。


いや、そんな機会があっては困るのですが(^_^;;)



つきあって数ヶ月。


ごあいさつ終えてから三ヶ月。


こんなスピード婚になったので、心配になったらしく
センセイがこっそりつぶやきました。


「まわりに、できちゃった婚だと思われるかもしれないね」


ああ、確かに。そんなスピードですね。



知人に結婚のことを報告する電話をかけるうち、その話をしていたら
こんなお答えをいただきました。



「センセイができちゃった婚になってしまうようなヘマをするとは思えませ
ん」



T川ちゃんがセンセイのことをどう思っているのか、今度じっくり聞いてみ
たいと思います。




結婚しようと決めてから、実際結婚するまでって、どのくらいが適当なんで
しょうか。


私のまわりは、結婚を決めてから三ヶ月くらいで式を挙げてしまう、という
方たちは珍しくありません。


おそらくは、もうええ歳になってしまってるからだと思いますorz



その反面、中には諸々の事情から、一年半以降じゃないと式を挙げられない
という友人もいます。


その人と、相手の人と、両家の都合。

それぞれに事情があるので、
もー、人それぞれ、と言ってしまうしかないんだろうなぁ。



個人的な意見を述べると、おつきあいの期間はさておき、婚約期間は短い方
がいいと思います。


長すぎた春は、三島由紀夫が小説で書いたとおり、問題がいろいろ生じて破
綻してしまう危険が伴うから。


婚約破棄した友人、多いんだよね……



もちろん、おつきあいから入籍までがあまりにスピーディすぎるのもどうか
と思われます。


おつきあいのはじまりは、どうしたって盛り上がるよね。

この人しかいない! って。



客観的な目を持ってないと、いろいろ見落としがち。


後にいらない苦労をしないためにも、いろんな方向から状況を確かめてくだ
さい。



長年つきあいのある友人の意見は、とっても貴重。



おろそかにせず、ちゃんと耳を傾けてね~。



よく言われることではありますが、
結婚、というのは、当事者ふたりだけが決めていいものではありません。


必ず周囲をまきこんでしまう。


家族、親戚、友人、そして生まれてくるだろう、こども。


そのことをよく考えないと、自分だけでなく、周りの人たちが傷ついてしま
う。



これから結婚しようと思っている人、そこのところをよく相手と話して、
理解しあって欲しい。


あまり干渉してよい部分ではないことは承知しています。


でも、できれば、私のまわりでは悲しいことが起こってほしくない。


遠い場所でも、できるだけ、起こってほしくない。



せっかく人によろこんでもらえることをするのだから、

そのよろこびに、責任を持ってほしい。




最近、ニュースやブログなどを見てい
ると哀しいできごとが多いです。



ついそんなことを考えてしまう、今日このごろなのでした。

小さなトラブルこそあったものの、
無事に両家から快諾を得られたあいさつ。


あー、緊張した。

なんとかなるもんだー、と胸をなでおろしたのもつかの間。




さて、いつ結婚式を?



早く一緒に暮らしたい。

でも、親にしてみれば、結婚式を挙げてから、一緒に住んで欲しいんじゃないかな?


多少前後するのは勘弁してもらうとしても、一緒に住み始めてから式まで何ヶ月もかけるのも気が引ける。




そしておそろしいことに、
私はかなりのせっかちさん。


思い立ったらすぐ行動、というタチなのです。




できるだけ早く。


でも粗相のないように。


つつがなく結婚して、一刻も早く合法的に一緒に暮らしましょう!



センセイの同意も得られ、さっそくカレンダーとにらめっこ。


まずは、式場の下見をして、予約をする。


気に入った式場があいていればいいけれど、混み合っていたら何ヶ月待たされるらしい。


三ヶ月待ちくらいのところを見つけたいなあ。



それと平行して、住居さがし。


一ヶ月で探して、私の引越しとセンセイの引越しで一ヶ月。


引渡しの問題もあるから、二ヶ月半くらいはかかりそう。



おたがいの仕事の都合もある。


できれば、結婚式オフシーズンに挙げて安くすませたい。



諸々の都合を鑑みて出した結論は、

二月もしくは三月初旬がベスト。


もしこれを逃したら、来年の夏くらいまで機会が逸されてしまいそう。



なんとか、あいてる式場を探そうと決意して、手帳に○をつけました。



たくさん予定を立てていたのですが
そんなにうまくいくはずもなく。

机上の空論。


そんなもんだよねー。



結局、すったもんだで決まった日取りは

お互いのあいさつが終わってから三ヶ月先。



一月の末でした。


二月まではオフシーズンだと思っていたのですが、もうオンシーズンなのですね……。

知らなかったよ。



オンシーズンとオフシーズンでは、笑っちゃうくらい式場のお値段が違う。


そして予約の混みあい方も、ぜんぜん違うのです。


問題がないようなら、これから結婚される方にはオフシーズンをおすすめします!

センセイのご両親へのごあいさつは無事終了。


肩の荷がひとつおりた私。


さあて、次はセンセイの番です。



センセイのおうちへ行ったすぐにでも実家に行こうと思っていたのですが
残念ながら少し間があいてしまいました。



お母さんが入院していたからです。


抗がん剤を投与しているお母さんは入退院を繰り返していて
投薬にあわせて体調が良かったり悪かったり。


マーカーが上がった下がったと日々状態が変わります。


お母さんが大変なのは確かなんですが、

私と姉が困ったのは、お母さんに合わせて一喜一憂するお父さんの方でした……。


大変なことが起こると、人は本性が出るのだなぁ、としみじみ……。



お母さんが一番無理ない日を選んでもらいました。


三週間後の日曜日。




今度のごあいさつは、日帰り。

前回泊まりだったのに、ズルイ……


今度、たっぷりうちに泊まってもらおうと決意しながら、

実家に向かいました。



最初はセンセイの車で行こうか、などと話していたのですが


洗車しないといけない。

車の中片付けないといけない。

家の前に駐車スペースとれるかな?



メンドクセ。


最初だし、ムリすることもないでしょう。

電車でいこう、電車で。



今回は実家に帰るだけなので、服装は気にしなくていい。

ずいぶん気楽でした。



大変なのはセンセイ。


スーツで行こうか、いやかしこまりすぎるか……



そうそう、私もいろいろ悩んだのよ。あなたもしっかり悩んでください。



姉のだんなは確かスーツで来た覚えがあったのですが
うちの親の希望で「楽な格好できてください」という形になりました。


お母さん体調の事情から、あまりおおごとにしたくない。


センセイがかしこまった格好できたら、お母さんもおめかししなくちゃいけないもんね。


ごあいさつだけなのに、カツラを新調されてはたまりません。




あれこれ悩んだ結果、シャツにスラックスという格好になりました。



さてここで問題がひとつ。


彼はほぼ、ジーンズしか持っていません。


他のパンツも、カジュアルなものばかり。


そして仕事三昧で、新調するにも買いに行くヒマがない。


恐ろしいことに、当日、実家の最寄り駅のダイ○ーで調達することになりました。



いやな予感……


そうです。

センセイは、とても運が悪い男……。



ひさしぶりに来た実家最寄駅。

駅前の様子がだいぶ記憶と違います。


閑散としてこぎれいなイメージがあったのですが

ずいぶんにぎにぎしく庶民的な立ち並びになっておりました。


お店の入れ替わりも激しい。

ダイ○ー内の専門店街がすっかり変わっておりました。



ちょっと早めにつくように心がけたのですが、
ゆっくりショッピング、というわけにはいかない時間になっていました。


そして、いやな予感的中。




なぜセンセイのワードローブにジーンズしかなかったのか。


それは、最近の品揃えが、ジーンズばっかりだからです。



専門店のメンズショップはほぼジーンズ一色。


それ以外はカーゴパンツとかかなりカジュアルな感じです。


ダイエー内のパンツ売り場にいってみましたが、丈があわない。


丈があうと、横幅が広い。

どことなくだぼっとした印象になってしまう……



ぜいたく言ってる場合ではないのですが、実際試着してみると、目も当てられぬ惨状に。


着道楽のセンセイにはけっこう屈辱的。


「スーツの下をはいてくればよかった」

後悔というのは、後になってから悔やむわけです。

時すでに遅し。


ラフなジーンズをはいてきてしまったので、なんとかみつくろって、着替えないといけません。


いろいろ悩んだ末、一本のスラックスを手に更衣室へ消えたセンセイ。




そこで父から電話が入りました。


「いったいいつ来るんや!」


時計を見ると、もう約束した時間です。


今センセイは着替えてる。

もう少したたないと実家にはつけない……。


予約したレストランの時間があって、どうしても遅れるわけにはいかない。

父が怒るのも当然です。



でもでもでも、
理由は言えない(>_<)


初対面から悪印象を植え付けるわけにはいかないのです。


とっさに思いついたので、口走ってしまいました。



「いきなり乙女日になった。ちょっと買い物してから行くから遅くなる」


怒られました。
当たり前ですorz


しかし実際に乙女日がきていたので、着くなり母にナプキンを所望してみたりしてフォローしてみたり……。


いそいで駆けつけると、初対面のあいさつもそこそこにレストランへ移動。


名産牛を食べに行きました。


センセイはおいしいものを食べると機嫌がよくなります。

でもこの日は緊張のあまり、味がしなかったようで。


また今度、連れて行ってもらいましょうね~。



出だしは失敗したものの、うちの両親は終日上機嫌でした。


センセイのお父さんお母さんのこととか
今の仕事のこととか
実家の地域の話とか。


私がセンセイのおうちに言ったときに聞かれたことをそのまま聞かれているようでした。



こういうときって、やっぱり同じような話になってしまいますね。




センセイにとってのラッキーアイテムは、実家の愛犬。


ヨークシャテリア。略してヨーキー。

毛の長い小型犬です。

この日はおめかししてもらって、きれいにカットされてました。


よくほっとかれて、モップみたいになっているらしい。

小型犬って、おめかし大変なのです。




お客様に興奮して、うれしさ大爆発。


ずっと私たちの足元をうろうろしていたので
踏んづけそうになりました……(>_<)


この子が常にはふはふ動いているせいで、自然と話が犬の方へ流れていきます。



そういや、うちの猫も同じようなことあるな。


お客様が来ても、猫をお客様の方に向かわせておけば間が持つのです。


お役立ちです、愛犬愛猫。



やはりセンセイの実家に比べると愛想のないうちの実家でありましたが
ほぼ問題なくあいさつを終えました。



「お嬢さんを僕にください」

「ゆるさーん」がちゃーん


みたいな劇的なシーンはありえない。

ゆるーい状態でした。



センセイはちゃんと私の両親に

「結婚させていただきたいと……」と固いあいさつをしてくれたのですが

お父さんによって軽く流されてしまいました。



ごめんよセンセイ。

あれはお父さんの照れだと受け止めてくれるとうれしいよ……。



のちに、父母ともに、センセイのこともセンセイのご両親のことも、とてもとてもとても気に入ってしまい……


浮かれた行動をとるハメになりました。



あのね。

喜んでくれるのはとてもありがたいことなんですが


結婚して最初のお正月は、ひとりで行きたかったよママン。



なんで年末カニ旅行などというプランになったのか、とても謎です。


楽しかったけどさ。



無事、両親にあいさつを終えた私たち。


さあ、もう気に病むことはありません。



さっそく、翌日から動き始めたのでした。

「ふつつかものでございますが、なにとぞよろしくお願いいたします」



よく耳にする、結婚のあいさつの時の言葉。



これを、先方から言われてしまいました。


なんでも、お義父さんと結婚する際、お義母さんがいただいたお言葉なのだそうです。


「ふつつかな息子ですが、よろしくお願いしますね」




と、と、と、とんでもない!!!

ふつつかなのはこちらです!


恐縮することしきり。


センセイのご両親が頭を下げてくださる。

それに負けないように、もっと低く、頭を下げる私。


先方はそれより低く頭を下げようとして

私はもっともっと頭を下げて……


なにやってんスか私たち。




実際、あいさつの仕方ひとつ知らぬ状態で結婚しようとかしているのですよ私。

本当に冷や汗ものでした。



もしかしたら、わたしもいずれはこの言葉を使う日がくるのかもしれません。


その時にはじめてお義母さんの言葉の意味がほんとうにわかるんだろうなぁ。




たらふくおいしいものをいただいて、
ごあいさつも終わり。



さあ、次はセンセイの番です。


私のどきぱくを少しでもわかってもらえると良いのだけれど……?


自分の両親を思い出し、いらんことしなければいいけど、と心配になる私でした。

ごあいさつの日のお夕飯。


これはごちそうを食べさせてもらう日です。


(待て。そんな認識でいいのか、本当に?)
(で、でも、地方の特産物をおよばれになること多いよね?)



「お魚、食べれるわよね?」

だいじょぶ。

食べられない海産物は牡蠣とナマコとふぐの白子だけです。


それも、食べろと言われれば食べましょうとも。
ええ、食べますともさ。




着いたのは、行きつけのお店。

堅苦しくない、飲み屋です。



お義母さんの教え子がやっているお店でした。

そうか、地元密着型だとこういう役得があるのか……。



お魚。


おいしい!



都会でひとり暮らししていると、お魚はなかなか食べません。


だって廃棄率高いやん。
骨とか、うろことか。
その分、単価高いやん。


奮発してお魚買っても、スーパーのお魚なんておいしくないやん……


値段に見合わないなのでパスなのです。




T賀というのは海のすぐそばの町なので、海のものが豊潤です。


近くの海からあがった新鮮なお魚や貝。


うまいです。

うまうまうま、なのです!



好物の甘エビがお皿に載ってる。
大きくてぷりぷり。

あまりにおいしくて、

「うまうま!」つい叫んでしまいました。



はがれてる。

かぶってた猫、全部どっかいっちゃいました。


思いっきり、笑われてます。

恥。

いいさ、笑ってもらえるならだいじょぶさ。



開き直って、正体を暴露するのさこの調子で。





翌日、釣りにいきました。


釣場は歩いて五分の浜辺。

目の前に海があるって、なんだかすごい。



小さなエビをこれまた小さなアミカゴにいれ、釣り針といっしょにたらす。
さびきっちゅーやつです。


これなら、長くてにょろにょろしたものを触る必要がないので安心です。


足元にはフナムシがうろうろしてるけどね……



釣果はまずまず。


小魚三匹に極小ふぐ一匹。


ふぐはあんまりに小さかったので、海にお帰りいただきました。


吊り上げるとぷーっとふくらんで、かわいかったんですが、
食べるとこ、ないんだよね小さすぎて。


かといって、飼えるわけでもないし。


ある朝、気づけば飼い猫にぺろりとやられてそう。



センセイが負けられんとばかりに奮起。

センセイも三匹釣りあげたところで、おしまいにしました。



持って帰ったらお義母さんが煮たりあげたりしてくれました。


みんな小さいお魚でしたが、おいしゅうございました。



とにかく食べるもののおいしいおうちです。


庭のイチジクもいただきました。


イチジクの皮は、庭から小川に投げこみます。

鯉がびちびちびちびち集まってきて、我先にと食いつきます。


ちょっとコワイ。




その後、行くたびにおいしい魚や貝をご馳走になるのでした。




なんだか、ごあいさつというよりもただ遊びに来たという感じ。

すっかりくつろいでしまいました。

最初の緊張はどこいっちゃったんでしょうか……。

センセイの実家には、たくさんの絵本があります。


小学校の校長先生のおうちだもの。

絵本のひとつやふたつは、あるでしょう。

みっつやよっつ、もっともっとあってもおかしくない。


それにしては、数が多い。

どうも、お義母さんが趣味で集めている模様。




趣味といっても、図書館のように、本棚におさめてコレクションをしているのではなく。


人にオススメの本をプレゼントするのが楽しみなのです。



ごあいさつの日、さっそく三冊もらいました。


昔、図書館で読んだ絵本。

装丁の違うシリーズがいくつもおいてあるよ……

残りはまた誰かにプレゼントされていくのでしょう。


以後、なにかの折に一冊、また一冊といただいています。


しかも、一筆添えて。




だんだん、理解してきました。


センセイは、家族との距離が、とても近い。



私と実家の関係といえば、盆正月にも会うか会わないかわからない。


普段からメール、電話は用事があるときしかしない。


そんな家族なので、プレゼントを贈りあう風習に薄く……



センセイの家族が贈りものをしあっているのを見ていると
(そしてその恩恵にあずかると)

喜びと同時にわずかに戸惑いを覚えてしまったりします。



そうか、やはり家それぞれで文化が違うな……

もめごとのタネにならないといいけど。



センセイの実家になにかを贈るとき、私の実家にも同じものを送るようになりました。


だって、お義母さん、「ばすてとさんからこんなもの贈ってくれたのよー」ってお母さんに電話するんだもん……



こうやってひとつひとつ、風習に習っていくことで、
家族になっていくのだろうなぁ。


結婚って異文化同士のぶつかりあいなんだなー、と深く実感するのでした。

ごあいさつに行ったときに、なにを話せばいいんだろう?



結論。

なるようにしかなりません。



いや、しかし。

それでも。


それでもネタをしこんでいるにこしたことはないのです!



Q1 ふたりはどこで知り合ったの?

Q2 お仕事、なにしてるの?

Q3 出身はどの地方?

Q4 ……


いろんな質問を想定して、
耳障りの良い回答を用意しておく。


それが下準備というものではないでしょうか。


たとえ、それがムダになったとしても……




私の場合、
センセイのご両親がとても聞き上手だったために

つるつるっといろんなことを話してしまうハメになりました。

段取りもなにも、ありゃしねえ。


緊張している&流れを向こうにつかまれている。


そんな状況で、話した内容はほとんど覚えていませんorz




そんな中、とてもラッキーなことがありました。


お義父さんが定年まで勤められたお仕事。

それは、今の私の業種と同じ!


専門職に近いので、同じ業種同士でしかわかりあえない狭き門。



Q2 お仕事、なにをしてるの?
と問われれば、

概要を説明することはできます。


が、実際にどんなお仕事かを問われると……
説明しにくいことこの上ない。


つっこまれたらどうしよう、と不安のタネだったのですが。



「親父があんなに仕事のこと話すの初めてだ」

センセイがびっくりしてました。


お義父さん、お気持ちわかります。

いちいちこと細かに説明しないと伝わらない仕事なので
家族に話しづらかったんですよね!



私もセンセイに仕事の愚痴を言うたび、説明しなきゃいけないことがたくさんあって、大変。

聞いてるセンセイの方が大変なんですが。



同士だ。
同士がいるよ!


難関ひとつ、クリア。

つーか、大ラッキー?



後日、仕事をしていてびっくりしました。

隣に座っていたUさんがお義父さんの名刺を持ってる!



つながってるよ。
すごいよ。


……悪さできないよw

ごあいさつして、はじめに思ったこと。



センセイは外見お義母さん似。
中身はお義父さん似。


男の子は母親に似るって、ホントなんだなーと実感。




両親ふたりとも、とても笑顔がきれいでした。


なるほど、センセイがひとあたり良いとしきりに言うわけです。



営業で苦労されたお義父さん。


校長先生として昨年までがんばってこられたお義母さん。


笑顔の年季が違います。




とてもあたたかく迎えてもらいました。

あつかましくも厚意に乗っかり、
前日までの不安はどこへやら……



はじめてなのにお泊り。

そんな私のために、おふとんやパジャマ、歯ブラシなどが一式新調されていました。



「これからずっと、ここに来たらこれを使ってね」
というわけです。


そっか。

もう、ちゃんとお迎えされてるんだ。


じんわりと、沁みこんでくる感覚。



これからこのおうちで使うお茶碗を選ばせていただきました。



かぶり猫の一匹目、手土産はバームクーヘン。


大当たりでした!


お義父さんが大のバームクーヘン好きで。


ぱくぱく食べてもらえました。

よかった~(>w<)



お義母さんも、お夕飯の後で躊躇しながらも、つい手を伸ばされていました。


おそるべし、バームクーヘン。
ダイエットの敵よ。



かぶり猫二匹目、お洋服。

これはちょっと失敗でした。


行ってしまえば服装どころではなかった、というのが真相。


なにが失敗って、ピンヒールのパンプスを履いていたこと。



おうちのすぐそばには、日本三大松原があり、
センセイが連れていってくれたのですが。



沈む。


沈む。



あわわわ、歩けません~。



「スニーカー、貸してあげたのに~」とお義母さんに笑われてしまいました……。


笑ってもらえたので、ヨシとしよう。
うん。




あまりに気取らないよう気をつけすぎた私は、
翌日、寝起きの素顔をばっちりご披露してしまいました。


しかもけっこうお寝坊気味。


ちゃんとお母さんに注意されていたのに……


やっぱり、無駄な猫はかぶらなくてよかったようです。




この気取らず、好き勝手にふるまう状態はその後ずっと続いています。


世にささやかれる嫁姑の確執はどこの話やら。



台所に立たないどころか、
家事のお手伝いもろくすっぽしてません。


なぜなら、私には大事な仕事があるから。


それは甥っ子、姪っ子の遊び相手。



「ばすてとさんが面倒みていてくれるから、楽でいいわ~」

と笑うお義母さんとお義姉さん。



喜んでいただけてさいわいです。



おかげで、盆正月は休み明けに体力エンプティ。


いいの。
いずれ、私に子供ができたら、甥っ子姪っ子に面倒みてもらうから……。

その日が来るのが楽しみです。

センセイの実家、T賀市。


日本海に面する、湾になっているおかげで

おだやかな風の吹く土地です。



いくつかの山を越え、

電車はなにごともなく、すみやかに駅につきました。




センセイが前もってメールしておいてくれたので、
お義父さんが車で迎えにきてくれました。


ご自宅まで、徒歩で20分ほど。

歩けない距離ではないのですが
お泊りのため、トランクがけっこう重たい。


正直、お車でお迎え、とってもうれしかったです。




初対面から、お義父さんはほがらかでした。



「ようこそいらっしゃいました!」

落ち着いた声で、やさしそうな笑顔。



(あ! よろこばれてる)


お義父さんのおかげで、どきぱくがようやっと顔をひっこめてくれました。




あとは緊張だけ。


緊張だけ、といってもやっかいなのですが、

ようやく混乱、錯乱からは開放されました。




白い車に乗せていただき、さっそくおうちへ。


お義母さんがお待ちかねのご様子。


車から見える風景が、当たり前なんですが見たことなくて新鮮でした。


商店街には、とびとびに彫刻がおかれています。


お義父さんのお話によると、T賀港の開港何十年かの記念で彫刻が飾られたのだそうです。


なぜか松本レイジのキャラクターたちが。

メーテルとか鉄郎とか。ユキとか。


思わず千年女王を探してしまいました。

ちょっと遠くにあるようで、みること叶わず……残念。





商店街を抜けると、大きな社が見えました。

大きな神宮。

大きな鳥居。

鳥居の朱が青空に映え、とってもきれい。



橋を超えて川沿いにゆくと、すぐにおうちでした。


家の前に、海に流れる川があります。


その川と並んで小さな小川が流れてる。


小川には鯉がはなされていて、びちびちと元気でした。


人がよってくると、エサをねだって集まってきます。


びちびちびち。
びちびちびち。


……ちょっと元気すぎないかね、君たち……




太平洋側で育った私は初めてみる光景。


海があるのに、振り向けば山。


日本海側というのは、地形がぜんぜん違うのだということにびっくりしました。


気候もかなり違うようです。


雨が多いのだそう。

冬に雪が多いのも特徴。

単に寒いからではなかったのですね。



全然背の高い建物がない。


小さい頃から大阪市内(しかもビジネス街のど真ん中!)で育った私の原風景とは、かなり違う。

ビル、ビルがないよぅ。



センセイの原風景は、すっきりした風通しの良い町でした。


なにより、空が大きい。


大学を出てから大阪で暮らすセンセイが、自然を求めて遠出をする気持ちがちょっぴりわかりました。

ちょっぴりだけど、ね。