センセイのご両親へのごあいさつは無事終了。


肩の荷がひとつおりた私。


さあて、次はセンセイの番です。



センセイのおうちへ行ったすぐにでも実家に行こうと思っていたのですが
残念ながら少し間があいてしまいました。



お母さんが入院していたからです。


抗がん剤を投与しているお母さんは入退院を繰り返していて
投薬にあわせて体調が良かったり悪かったり。


マーカーが上がった下がったと日々状態が変わります。


お母さんが大変なのは確かなんですが、

私と姉が困ったのは、お母さんに合わせて一喜一憂するお父さんの方でした……。


大変なことが起こると、人は本性が出るのだなぁ、としみじみ……。



お母さんが一番無理ない日を選んでもらいました。


三週間後の日曜日。




今度のごあいさつは、日帰り。

前回泊まりだったのに、ズルイ……


今度、たっぷりうちに泊まってもらおうと決意しながら、

実家に向かいました。



最初はセンセイの車で行こうか、などと話していたのですが


洗車しないといけない。

車の中片付けないといけない。

家の前に駐車スペースとれるかな?



メンドクセ。


最初だし、ムリすることもないでしょう。

電車でいこう、電車で。



今回は実家に帰るだけなので、服装は気にしなくていい。

ずいぶん気楽でした。



大変なのはセンセイ。


スーツで行こうか、いやかしこまりすぎるか……



そうそう、私もいろいろ悩んだのよ。あなたもしっかり悩んでください。



姉のだんなは確かスーツで来た覚えがあったのですが
うちの親の希望で「楽な格好できてください」という形になりました。


お母さん体調の事情から、あまりおおごとにしたくない。


センセイがかしこまった格好できたら、お母さんもおめかししなくちゃいけないもんね。


ごあいさつだけなのに、カツラを新調されてはたまりません。




あれこれ悩んだ結果、シャツにスラックスという格好になりました。



さてここで問題がひとつ。


彼はほぼ、ジーンズしか持っていません。


他のパンツも、カジュアルなものばかり。


そして仕事三昧で、新調するにも買いに行くヒマがない。


恐ろしいことに、当日、実家の最寄り駅のダイ○ーで調達することになりました。



いやな予感……


そうです。

センセイは、とても運が悪い男……。



ひさしぶりに来た実家最寄駅。

駅前の様子がだいぶ記憶と違います。


閑散としてこぎれいなイメージがあったのですが

ずいぶんにぎにぎしく庶民的な立ち並びになっておりました。


お店の入れ替わりも激しい。

ダイ○ー内の専門店街がすっかり変わっておりました。



ちょっと早めにつくように心がけたのですが、
ゆっくりショッピング、というわけにはいかない時間になっていました。


そして、いやな予感的中。




なぜセンセイのワードローブにジーンズしかなかったのか。


それは、最近の品揃えが、ジーンズばっかりだからです。



専門店のメンズショップはほぼジーンズ一色。


それ以外はカーゴパンツとかかなりカジュアルな感じです。


ダイエー内のパンツ売り場にいってみましたが、丈があわない。


丈があうと、横幅が広い。

どことなくだぼっとした印象になってしまう……



ぜいたく言ってる場合ではないのですが、実際試着してみると、目も当てられぬ惨状に。


着道楽のセンセイにはけっこう屈辱的。


「スーツの下をはいてくればよかった」

後悔というのは、後になってから悔やむわけです。

時すでに遅し。


ラフなジーンズをはいてきてしまったので、なんとかみつくろって、着替えないといけません。


いろいろ悩んだ末、一本のスラックスを手に更衣室へ消えたセンセイ。




そこで父から電話が入りました。


「いったいいつ来るんや!」


時計を見ると、もう約束した時間です。


今センセイは着替えてる。

もう少したたないと実家にはつけない……。


予約したレストランの時間があって、どうしても遅れるわけにはいかない。

父が怒るのも当然です。



でもでもでも、
理由は言えない(>_<)


初対面から悪印象を植え付けるわけにはいかないのです。


とっさに思いついたので、口走ってしまいました。



「いきなり乙女日になった。ちょっと買い物してから行くから遅くなる」


怒られました。
当たり前ですorz


しかし実際に乙女日がきていたので、着くなり母にナプキンを所望してみたりしてフォローしてみたり……。


いそいで駆けつけると、初対面のあいさつもそこそこにレストランへ移動。


名産牛を食べに行きました。


センセイはおいしいものを食べると機嫌がよくなります。

でもこの日は緊張のあまり、味がしなかったようで。


また今度、連れて行ってもらいましょうね~。



出だしは失敗したものの、うちの両親は終日上機嫌でした。


センセイのお父さんお母さんのこととか
今の仕事のこととか
実家の地域の話とか。


私がセンセイのおうちに言ったときに聞かれたことをそのまま聞かれているようでした。



こういうときって、やっぱり同じような話になってしまいますね。




センセイにとってのラッキーアイテムは、実家の愛犬。


ヨークシャテリア。略してヨーキー。

毛の長い小型犬です。

この日はおめかししてもらって、きれいにカットされてました。


よくほっとかれて、モップみたいになっているらしい。

小型犬って、おめかし大変なのです。




お客様に興奮して、うれしさ大爆発。


ずっと私たちの足元をうろうろしていたので
踏んづけそうになりました……(>_<)


この子が常にはふはふ動いているせいで、自然と話が犬の方へ流れていきます。



そういや、うちの猫も同じようなことあるな。


お客様が来ても、猫をお客様の方に向かわせておけば間が持つのです。


お役立ちです、愛犬愛猫。



やはりセンセイの実家に比べると愛想のないうちの実家でありましたが
ほぼ問題なくあいさつを終えました。



「お嬢さんを僕にください」

「ゆるさーん」がちゃーん


みたいな劇的なシーンはありえない。

ゆるーい状態でした。



センセイはちゃんと私の両親に

「結婚させていただきたいと……」と固いあいさつをしてくれたのですが

お父さんによって軽く流されてしまいました。



ごめんよセンセイ。

あれはお父さんの照れだと受け止めてくれるとうれしいよ……。



のちに、父母ともに、センセイのこともセンセイのご両親のことも、とてもとてもとても気に入ってしまい……


浮かれた行動をとるハメになりました。



あのね。

喜んでくれるのはとてもありがたいことなんですが


結婚して最初のお正月は、ひとりで行きたかったよママン。



なんで年末カニ旅行などというプランになったのか、とても謎です。


楽しかったけどさ。



無事、両親にあいさつを終えた私たち。


さあ、もう気に病むことはありません。



さっそく、翌日から動き始めたのでした。