昭和14年の映画 『樋口一葉』を観ました。
樋口一葉さん役は山田五十鈴さん。
お年を召された山田さんしか知らなかったのですが
若くて本当にお綺麗です
所作がとても美しい！
着物を着ているとかんじさせないような
自然な動作の美しさにうっとりしました。
そんな着こなしを目指さないといけないなぁ。。
当時25歳だったそうですが
この気品は驚きです。
着物姿が見れる映画大好きです
着物が普段着として身近だった頃の
古い映画は特にわくわくしますね。
この映画で感じたのは、
長羽織の優雅さ。
ちょっといいとこのお嬢さんだけだったのでしょうか？
歌を習う中島塾の女性は皆長羽織をはおっていましたよ。
昭和の中頃によく着られていた「黒絵羽織」よりも
丈が長いんです。
樋口一葉さんは明治5年生まれ。
明治の時は長めの丈が主流だったのですね。。
束髪のような髪型ともよく合ってました。
映画の冒頭では柄の半衿もすごくたくさん見せてて、
着物のあわせもゆったりと、
なで肩のラインがとても綺麗でした。
荒物屋さんを開いてからは冒頭のような着物とは違って
質素なイメージでしたが、
立ち居振る舞いの美しさは変わらずでした
また機会があれば見返したい作品です。。
『樋口一葉』
１９３９（昭和14年） Ｐ．Ｃ．Ｌ / 83分 モノクロ