京都の着付け教室 きものシャン

レッスン会場:烏丸御池教室 (京都市営地下鉄烏丸御池駅すぐ)

当教室についてはこちら→レッスンメニュー

初級レッスン 全8回 + 着物のTPO基礎知識 全1回 

お悩み解決レッスン  1回 90分

 

京都市内・公共交通機関の範囲でしたら 出張レッスンもお受けしております^^

 

お知らせ

レッスン募集状況については必ずこちらもご覧ください。

レッスン募集の最新状況について

 

⚫︎レッスンご予約受付中

※ただいま新規のご依頼は、平日のみ受け付けております。 

10:45-12:15 または 13:45-15:15

1レッスン 90分

(ご希望の日時をご相談ください。)

土曜日曜祝日のレッスンは現在満席が続いており、新規の募集は再来年度から行います。

 

※2024年の7月および8月のレッスン開講はございません。
(講座やイベントの開催はございます。)

 

予約先着順で埋まってゆきますので、はやめのご予約をお願いいたします。

お申込み・お問合せはコチラ

 

ドアノブや机類など室内のアルコール除菌、また換気も徹底しております。

講師はマクスを着用いたします。

 
 
こんにちは 京都の着付け教室 きものシャン 講師の原 です。

歳をとると月日が流れるのがスピードアップ。

現実の過ごし方は、ノロいのに笑 不思議ですよね。校庭で全力ダッシュしたりしないし、恋のときめきで胸が苦しくなることもない。

日常のBPMは下がりっぱなし。



早く動くほうが時間の感覚が伸びるという、算数的には当たり前のことに改めて驚きを隠せない中高年です。

特に今年は、親の介護や子供の受験やらで、自分の仕事スケジュールを年間で決めているので、もう12月後半まで自分がどこで何しているかほぼほぼ決まっており、すでに1年が終わっているような感覚に陥ってます。

明日は何があるんだろう?そんなワクワクする小学生感覚は一生訪れないのでしょう。

  私の着物365日

さて、お着物の仕立てについてもだいたい年単位で何をどのタイミングで仕立てるか決まっています。

わたしは仕事柄、その商品について調べる必要がある場合などをきっかけとして流通業者さんや生産者さんから分けていただくことが多いので、

仕立ては自分がお世話になっている和裁所さん1ヶ所と、あとそことは別に個人で仕事を受けている和裁士さん2名にご活躍いただいております。

つまり今年はどんなお着物に出会うんだろう!というワクワクはありますが、どんな着物が手に届くかは臨時のもの以外はもうすでに分かっているという状態です。

でも仕立てる前と仕立てた後では着物の見え方はガラリと変わるし、やっぱり人間が着て立体になってこそ良さがわかるし そういう意味ではワクワクの連続ですね^^


  着物のお仕立て2024

今年初めて仕立てに出したのは、単衣。西陣御召しと牛首紬です。先日持って行ったばっかりで、4月に仕上がります。もっと早く仕上げてくれ!といえばそれも可能ですが、急ぎ案件ではないため無理なくゆっくりやってくださいと伝えています。

4月に受け取りに行ってお支払い、またそこから仕立てに回る予定なのが、夏の琉球絣と有松絞りの浴衣です。夏大島も経済的にゆとりがあればやります笑

6月頃には受け取れるので、そのタイミングに真夏には欠かせない麻の襦袢地を仕立てに出します。

その次には秋単衣のことを考えます。今年は初夏の単衣に着たもののなかから長い間洗い張りをしていなかった御召し(20年くらいドライクリーニングと染み抜きだけでやり過ごしてきたやつ)2点を洗い張りにまわしますので、洗い張りが終わり次第、それらを8月には仕立てに出します。

10月頃に出来上がってきます。

それらを受け取るタイミングで、袷も仕立てに出します。
この袷について悩ましい所なのですが、仕事でたくさん使うので新しく買ったシンプルな地機結城を1点、西陣御召しを1点です。

12月年内には納品されます。
ここで加賀友禅の絵羽を出します。
2月頃に受け取ります。

2月3月4月は京友禅の組合や個人作家さんも含めて染め物の作品展が多いので、そこに着ていくやつを毎年作ります。私の楽しみです。

友禅というキーワードであれば、帯でも着物でもなんでも惚れたものを仕立てることにしています。

去年は京手描友禅組合の組合員さんによるステキな帯を結んでいきました^^一昨年の展示会で買わせていただきました。





ちなみに今年はこちらの友禅の着物でした。

さっそくこれを着て京友禅競技大会に伺いました。


また来年の2月には単衣を出すことになるかと思いますが、もしかしたら手持ちのもので、修理が必要なものなども出てくるかと思います。


  講師としての着物との関わり方

まあ、だいたい私の1年はこんな感じです。

長襦袢や帯やコート類はまた別です。
これらはあまりルーティンがなくて、その時のノリで決めています笑。

クリーニングも別です。

もちろん和裁所さんに行けば全てやってもらえるんですが、クリーニングはクリーニングの世界のいろんな情報がありますし、そのほか染色補正や刺繍など加工の専門についても、私はその現場のお話を聞いて考え、着物との関わり方について自分で考える時間を作ることが着付け講師の責任だと思っています。

それぞれの分野の人にお仕事を頼むなかで、たくさんのことを教えていただきます。

また、今その現場で起きている問題点なども理解することができます。

このようにして自分の着物に関わることだけでも、学ぶことが星の数ほどあり、その結果として業者側もユーザー側も満足が得られる、そんな橋渡しができています。

昔の呉服小売店主導のユーザーコントロールではなく、着物ユーザーによる取捨選択が求められている現代において、私が取り組んでいることこそ着付け講師に求められていることかと思います。

もちろん販売業者によっては勝手にいいとこ取りしてくるばっかりも多いけど笑 

かといって私の細かい仕事すべてに自動的にお金が発生するシステムにするとこれがうまくいかない。

うまくいかないんだなこれが笑

そうなると言いたいこと言えなかったり本質的ではない情報(私の感覚からしたら「嘘」)がそのまま放置されがちになります。

難しい。だから私は私なりの取り組み方、戦い方があるわけです。

実際に少しでも世の中が着物ファンにとってアクセスの良い場所になってくれたらという気持ちで、講座を行っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 

今後のスケジュール


【満席】3月31日(日)

【募集中】4月14日(日) 

※両日ともに同じ内容です。

未来をつなぐ 着物目利き講座2024  「小紋・型染・友禅」庶民のおしゃれの染色史  &半衿作りワークショップ  京都

3時間 5,500円  13:30-16:30

(擦り友禅技法での半衿作りワークショップ付き)



【満席】3月23日(土)キャンセル待ち

リユース着物目利き講座 着物編 大阪

3時間 7,000円

(船場センタービルツアー付き)



募集は2月後半から】4月20日(土)

リユース着物目利き講座 帯編 大阪 

2時間 7,000円