小樽アートプロジェクトの一貫で、今回は和光荘とアートの融合と
いうことで、普段は見ることのできない内部を見学させていただきました。
小樽潮陵高校の裏手にこんな場所があったなんて。。。
坂を道なりに右手に少し行くと右に和光荘への細い道があります。
手前の駐車場に車を止めて、少し歩いて橋を渡ると・・・。
まるで、外国の田舎風景!?のような洋館が見えてきます。
この日は雨でしたが、ひっそりとたたずむこの建物の姿は
素敵でした。。。
外観からは洋風にみえますが、裏手には和室があり、仏間があり、
お庭があり、和の空間もあります。
和室の壁がいい赤茶色してるなぁ、と思ったらべんがらで
べんがらって土壌に含まれる成分変色や褪色がなくて
日光にもつよいし、無害なんですね。
最古の顔料で古代色なのです。
アスベストとか使わないでこういう自然のものを使いたいですよね。
天井は漆喰だし、それにはまた型どられた細工が施されているし。
和室につながる階段の手すりには
象嵌(ぞうがん)加工が施されていて、職人の腕を垣間見れます。
金沢の職人さんが携わったそうで、やはり小樽のニシン漁に
さかのぼりますね。
なんといってもびっくりだったのは広いサンルームです。
光がサンサンと差し込む造りで真ん中には赤いタイルの素敵な
噴水が・・・。この中で金魚を飼っていたそうな。。。
お部屋の中に噴水って、ありえないでしょ^^
床はタイル貼りでした。
ここに置いてあったアートな作品がまたキレイでした。
噴水の赤の色を襖絵のようにして光が当たると透けて見えて
キレイでした。
もうとにもかくにもなにもかもがすばらしくて
ため息ものでした。
それもそのはず、だってこの建物は日本郵船(株)小樽支店を
設計した佐立七次郎の息子さんが手がけたそうです。
日本郵船も素晴らしく素敵なのです。
それはまた。。。
中は撮影禁止なのでお見せできませんが、
外はよいということで少しだけ撮ってきました。
機会があったらぜひ見学させてもらいましょう^^
和光荘の詳細は
↓
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