昨日9月9日は『重陽の節句』でした♪
吉数とされる「奇数」の最大数である
『9』が重なっているから、
重陽と呼び、
古代中国では大変めでたい日として、
菊の花を飾り、菊酒を飲んでいたそうな。
菊花を用いて、不老長寿を願うことから
『菊の節句』と呼ばれています。
…だが、しかし。
本来は、旧暦の話。
新暦だと、季節感があわず、
菊の季節はもうちょっと先。
旧暦の重陽の節句は、
2022年10月4日となります。
着物の場合も、
衣替えの時期などで、
いろいろお悩みはありますが…
装束の場合、衣替えっていつ???
…って思ったわけですよ。
そもそも着る人がいない現代、
教えてくれる人もいないわけですが、
今は、ネットという力強い味方が!!!
そもそも狩衣というのは、
お公家さんのラフな日常着だったので、
今でいうならTシャツ&ジーンズ
…みたいな感じでしょうか。
それにしては、
着るのがちょっとめんどくさいですがね。
現代で、狩衣を常用しているのは、
神社の神職さんたちなのですが、
衣替えの時期を調べてみますと
冬用から夏用への衣替え
⇒立夏
夏用から冬用への衣替え
⇒立冬
…なんだそうです♪
勉強になったわ
ただ、場所や、時間によっては
暑くなったり、寒くなったりなので
そこら辺は、臨機応変といった感じ。
2022年の立冬は、
11月7日なのですが…
それまで、夏用でOKってこと?
案外、長い期間ですわね。
武家の装束の場合、
単衣・帷子(麻生地の単衣)の着用時期は、
旧暦5月5日~旧暦8月30日頃らしい。
立夏~秋分くらいな感じ?
感覚的には、こちらの方が
しっくりくる感じがありますね。
これが、現代着物の
衣替えのベースになっているようです。
まあ、家の中で装束着て遊ぶ分には、
厳密な衣替えとか
あんまり考えなくてもいいのかもですが。
なんとなく気分を味わいたいので、
いろいろ調べてみるのも楽しいですよね♪
そして、今日はお月見です。