着付け講師養成コースを受講中に
着付け講師は、
自動車教習所の教官のようなもの
という言葉を なんどとなく耳にしました。



「着たい」を「着られる」に !


普段着感覚で着物を楽しむお手伝いをいたします。

奈良市の着付け教室「きものABC」

着付講師の   新谷さきこ です。



写真は、

息子が通っていた自動車教習所でのテキスト。



自動車教習所では、

車をまったく運転することができない人に

車の運転技術を教えます。

技能だけではなく、

公道で車を運転するために必要な
交通ルールやマナーなど
学科についても学べます。

自動車教習所に行くことによって
「車に乗りたい」と思っていた人が
「車に乗れる」ようになります。

ただし、これでまず
普通自動車を運転できる「運転免許証」を
手にすることができるだけで

バスや タクシーなどを運転しようと思えば
またさらに経験や知識なども必要になってくるでしょう。

また、車といっても
レーシングカーなどは、
さらに特別のテクニックなども必要でしょう。


でも
自動車教習所に通えば、
とにかく、「車に乗れる」ようになります。

さらなる運転技術の向上のためには、
何度か車を運転して、慣れていかないとなりません。

せっかく運転免許証を取得しても
しばらく全く車を運転していなければ、
車に乗ることが怖くなって
すっかり「ペーパードライバー」に なってしまうかもしれません。



最近、着付けを教えることも増えてきて
冒頭の言葉を再認識するようになりました。


着付け教室に習いにきてくださる方は、
その段階では、
「着物を着たい」
「着物を着られるようになりたい」
と思っている人。

ついつい、
教えるなら あれもこれも……と
情報を詰めこみすぎたり、
せっかくなら 
もうちょっとこうしたらもっとキレイに……
なんて欲張っちゃいがち。

でも
それまで できなかったこと 
「できるようになる」

そのことのすごさを 
もっと素直に感動できたらいいんだよね。


「着付け講師は
自動車教習所の教官であれ」


「車を運転できるようにすること」が
第一目的であり、
その後、その人が
タクシードライバーになろうと
バスの運転手になろうと、
それは また別の問題。
ましてや、
自動車教習所の教官が
カーレーサーを育て上げようと
思う必要はないのよね。

冒頭の写真、運転教本の表紙にも
「のりたい」を「のれる」に
って書いてあるの!


じつは、
この言葉を参考にさせてもらいました。

「着たい」を「着られる」に 

普段着感覚で着物を楽しむお手伝いをいたします。




着物も
着られるようになったあとで、
その人がどのような場面で着物を着るのかは
その人次第。



着物を着る機会が
入学式かもしれないし、
お茶会かもしれない。

お友だちとのランチでもいいし、
ただのオシャレの1つにすぎないのかのしれない。



でも
どんなときにでも

着物を着ることが 「大変なこと」ではなく、
ファッションの選択肢の1つとして、
気軽の楽しめるように 応援したい。







そして、
せっかく 着物を着られるように
なったからには

ペーパードライバー」になることがないように
着物を着て出掛ける機会を
一緒に作り出していけたらいいな。


そんなふうに思っているのです。





着物をもっと気軽に身近に……♪
着物を楽しむお手伝いをいたします。
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