ママミア | 林Saodahのシニア徒然草

林Saodahのシニア徒然草

思春期逆ヴァージョンのブログを始めます。つまり、「まだ子供、もう大人」の逆で、「まだ若い、もうシニア」と都合よく使い分けている日々の気持ち説明をつれづれに…。

 

昨年夏にイギリスに行った時、いつも泊まるB&Bに泊まる予定が、急に用事ができて早めにその村に行くことにしたら定宿は予約がいっぱいで前倒しにはできなかったので初めての家に泊まった。

B&Bだから朝食以外はないのだが、昼は出かけて帰ったあと、ひとりで近い町までタクシーを呼んでまで出かけるのもなーと、若い頃の自分には考えられないほど出不精になっていたところ、宿の奥さんが「よかったら友人たちと庭でバーベキューをするからどうぞ」と誘ってくれた。

 

夜になってもまだ明るい庭でB&Bのご夫婦とその隣人二組の夫婦に混ぜてもらえて、ワインと持ち寄った料理を楽しみ、よくしゃべり、よく笑った。

退職後夫婦でこの村に住み始めた北欧のカップルとドイツ系のカップルで、今のライフスタイルを楽しんでいる様子だが、BREXITの話や、最も恐れているのは認知症だとか、ナショナルトラストでのボランティア活動で園芸作業をしに行くのが楽しみだとか、日本についての質問をされたりした。

世代が同じくらいなので、私が20代の終わりに最初にイギリスに来た時はABBAが人気だったと言ったら、そうだったねと言うことで、夜も更けて寒くなってきたから、室内に移動しようと居間に座ると、B&Bのご主人がABBAの曲をかけ、みんなで踊り始めた。といっても、外から見たら年配の人7人がゆらゆらゆれているだけだったかもしれないけれど。私がロンドンでママミアのミュージカルを見た時はもう中年だったけれど、客席でみんな立って踊っていたっけ。映画を日本で見た時は、ギリシャの島を思い出したなーなどと、ゆらゆら踊りながら考えていたら、何と北欧系のご主人が、女性の両手をもって、男性が自分の脚の間に半分くらいくぐらせて引き起こすあのステップ(ああ、昔はやったことあったかも…)を、笑いながら「Come on!」とか言ってきて、さすがに今のシニアの私は脚に不具合があるのでお断りしたが、ドテンと転んだら目もあてられなかったろう。