こんにちは中小企業のための映像演出プロデューサー木村公一です。(笑)
このコマーシャルは、中国のアパレルメーカーのTVCMです。
最近は日本ではほとんどコマーシャル撮影をしていませんが、
今でも台湾、中国ではTVCMの仕事の話をありがたく頂いています。
謝謝。
当たり前ですがコマーシャルには伝えたいメッセージ明確にあります。
その伝えたいメッセージを誰に、どのような方法で伝えるかが大切になり
そこに面白さとアイデアがあります。
扱う商品によって表現方法が変わりますが、服、アパレルのCMの場合は
大体イメージ型が多く情報をあまり詰め込まず幻想的な音楽と独特な
質感というか空気感で表現されます。
この服を着たらどうなると思いますか?と問いかけているような感じ。
着るものは自分と言う人間を変えるのに一番簡単で早いもの。
55%の人は外見、その人が着ている服装で人を判断してるらしい。
ならば服装を変えるだけで55%は良くなるということだろう。
服は着心地ももちろん大切ですが、どのように人に写っているか?
モテる?カッコいい?仕事が出来そう?と
イメージコマーシャルは、この受けての思いを刺激して
購入に結びつけていくことが求められます。
そのためには圧倒的な感覚、受け手の想像力を
かき乱すような新しい表現が必要だ。
15秒、30秒で相当な、お金が動くコマーシャルでは
あれもこれもと入れたくなるのは当たり前だが
そこをあえて入れない、説明しない。
服装が無言のメッセージであるように相手に任せる。
そこへんの感覚がカッコいいね。
説明しない、投げかけるコマーシャルは
日本もバブルの頃はこの表現が多かったが
今はこの手のイメージコマーシャルは少なくなった。
時代は回る、また流行る時が来る。
PS,私はこの手のコマーシャルが大好きです。
何故ならこの手の撮影は始まる前から
とても雰囲気を大切にするから、自分まで
大切に扱われているような気がするから。