1日放映終了したOCN水木ドラマ「客the guest」（客ゲスト）は、巨大な悪魔パク イルドを見つけて排除しようと霊媒、悪魔祓い神父、刑事の死闘を描いた。「韓国型悪魔払い」を標榜したこのドラマは、TVで珍しい恐ろしいシーンだけでなく、不合理な下請けの問題、無差別殺害、女性嫌悪、児童虐待、社内いじめなど、最近韓国社会で問題になった事件を絶妙に編んで人々の世間の注目を集めた。
悪魔祓い司祭のチェ ユンを演じた俳優キム ジェウク（35）は、目に見えない悪魔と戦う容易ではない演技だったが、節制された演技でドラマの没入度を高めたという評価を受けた。最近、ソウル江南区論峴洞で会ったキム ジェウクは「客ゲスト」の世界観や人物の言葉や行動様式が漫画的な部分がある」とし「違和感なく現実感と説得力を作ってくれたのは、他の俳優たちの力であった。リョ神父（アン ネサン）、ユン ファピョン（キム ドンウク）、カン ギルヨン（チョン ウンチェ）など、他の人物と会って、お互いがお互いにエネルギーを与える相乗効果を作りながらチェ ユンが立体人物が作られたようだ」と話した。
キム ジェウクは、昨年放送されたOCNドラマ「ボイス」で呼吸を合わせたキム ホンソンPDの提案で出演することになった。キム ジェウクは「悪魔払い多くを表現したドラマという点が興味深かった」とし「米国や英国では、ジャンル物が以前から多く製作されて、愛を受けるが唯一韓国での発生がなかった面で、のどの渇きがあった。「客ゲスト」が開始点になることがあるという確信があったし、演出の信頼もあった。機会を与えてくれた監督に感謝する」と述べた。
無宗教であるキム ジェウクは悪魔祓い司祭を演技するために様々な試みをした。彼は「人物の研究レベルでの大聖堂もたくさん行って、カトリック教会にも行ってきた」とし「以前に紹介された神父から神父の生活をたくさん勉強した」と述べた。実際の悪魔祓いを見に、フィリピンにも訪問した。キム ジェウクは「フィリピンで実際に活動する悪魔祓い司祭がいると聞いて監督（キム ホンソンPD）と行って、数日間の講義を聞いた」とし「その方が、インターネット上では見られない資料と映像を見せてくれて、再現もしてくれた。その出会いを通じて私も監督も劇をどのように描いていくか具体化することができた」と語った。教皇庁によると、全世界的に200人余りの悪魔祓い司祭が活動中である。
ドラマは毎回新しい悪霊に乗り移られた被害者が登場した。キム ジェウクは、最初に悪魔祓いをしたキム ヨンスとの場面が最も記憶に残るとした。彼は「悪魔祓いをどのように撮るか、事前に多くの相談して準備ができていたが、私が悪魔祓いを実際に演じる立場と相手俳優がどのように対応するかにかかっていた」とし「相手役の先輩俳優がどのように演じるか全く知らずに行った、先輩が巨大なエネルギーで演技を消化した。これから悪魔祓いをどのようにすべきか、その時から少し枠をつかむことができた」とした。
ドラマのため序盤に悪夢にも悩まされたがキム ジェウクは「多くのエネルギーを使わなければならない現場の雰囲気が撮影序盤からあまりにも良くて肉体的にも精神的に大きく大変でした」と語った。キム ジェウクは同い年であるキム ドンウクとMBCドラマ「コーヒープリンス1号店>（2007）で共演したことがある。キム ジェウクは「「友達」として当然よかった」とし「現場で気楽な無駄話をする人がいて、本当に良かった」と話した。
ドラマは、複数の登場人物の中で誰がパク イルドであるかを結末に知らせる。しかし、俳優はパク イルドの正体を事前に知っていた。キム ジェウクは「パク イルドが誰なのか（私とユン ファピョン、カン ギルヨン）3人だけ頑張って知っていた」とし「人物全員をすべて疑わなければならない状況だと演技においてはパク イルドが誰なのか分かる、分からないかが重要でなかった」とと述べた。
悪魔パク イルドは人間の内面のコンプレックス、憎悪、復讐などを掘り下げる。キム ジェウクに俳優としての弱点は何なのか尋ねた。彼は、「私は強みも弱点がより多くの人と言える」とし「俳優たちのほとんど自分が不足している点、コンプレックスにもっと気を使うだろうと考えている。自分の脆弱性を克服するのが俳優の宿命であるようだ」とした。
「客ゲスト」は人気に力づけられて映画化、シーズン2制作などが挙げられている。キム ジェウクは「映画化やシーズン2を考えてくださること自体が大変な作業だったためうれしい」と「決まったことはないが、私も期待している」と述べた。
役作りの準備がよい結果になりましたね。