抗生物質が腸内細菌叢をどう変化させるか?「正しい抗生剤の使い方」薬と腸内細菌の関係 | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

エイジングの鍵は腸内フローラです。私は看護師、内視鏡技師として15年間、のべ1万3千人の患者さんを看てきました。NRサプリメントアドバイザーとしてあなたの美腸内作りをサプリメントでお手伝いします。

サイトマップ(目次)

 

 


ご訪問ありがとうございます。



美は胃腸から・・



あなたを美腸内フローラで若返らせる!NRサプリメントアドバイザー&看護師 胃腸良子です。

 

 

 

胃腸良子のお勧め記事3選

大腸の老化を止めないと、老ける、太る、病む!「大腸に必要な菌はビフィズス菌」大腸劣化対策委員会

体がうんちのような臭いがする!「体臭はビフィズス菌で解決」加齢臭や疲労臭は腸の短鎖脂肪酸で消える

・髪の毛が薄くなる原因は男女で違う「薄毛に効くサプリメントと薬」効果的な抜け毛予防と治療法

  

 

 

微生物学科でどんなことを学んでいるかといいますと。

意外に薬の勉強もしたりします。

特に抗生物質。

細菌との関係が深いのですよ。

 

 

 

ペニシリンがアオカビから発見されたという話は有名ですが。

カビと細菌と薬って親戚のようなもので。

相性があるのです。

 

 

 

私は薬の予防投与とかは反対派ですが、

正しく使えばとても有効なものだと思います(当然か)。

 

 

 

自己判断で使わずきちんと処方通りに内服してね。

ってことですね。

 

 

 

本日はその相性について。

私が勉強したことの備忘録のようなものなので退屈です。

適当にスルーしてください。

 

 

 

そもそもこのブログの目的は、

抗生物質のお世話にならなくていいような強い体を作るための健康学。

私のように病気知らずになると365日働けますから、

無敵になれます(家族からはこれ以上強くなるなと念を押されていますが)

 

 

 

抗生物質を飲む時には「こんな記事があったな」と思い出してくれたら幸いです。

 

 

 

抗生物質が腸内細菌叢をどう変化させるか?「正しい抗生剤の使い方」薬と腸内細菌の関係

image

 

 

 

  抗生物質が腸内細菌に与える影響

 

 

抗生物質は様々な種類があり、原因菌に合わせて処方されますが、

その効果は薬の種類によってかなり異なります。

だから腸内細菌への影響も薬によって変わります。

 

 

リンコマイシン系抗生物質(クリンダマイシン)

 

 

クリンダマイシンは、大腸の結腸内腔で高濃度になる傾向があるため、標的ではない腸内細菌も攻撃してしまいます。

そのため内服後は腸内細菌叢のバランスが崩れ、Clostridioides difficile(腸炎の原因菌)が腸内で増殖し、

C. difficile感染症(抗菌薬関連下痢症のひとつとして発症することの多い感染症)を引き起こします。

 

 

マクロライド系抗生物質(クラリスなど)

 

マクロライド系抗生物質に関しては研究報告(フィンランド・小児対象)があります。

 

 

その研究報告によると、マクロライド系抗生物質を服用すると、

腸内細菌叢においてActinobacteria(アクチノバクテリア)門の細菌が減少し

Bacteroidetes(バクテロイデーテス門とProteobacteria(プロテオバクテリア)門の細菌が

増加する傾向があったそうです。

 

最新の分類ではそれぞれ、

Actinomycetota(アクチノマイセトータ)門、

Bacteroidota(バクテロイドータ)門、

Pseudomonadota(シュードモナドータ)門

に変更されています。

 

この細菌叢の変化が、喘息リスクの増加、小児肥満の原因に繋がることが示唆されました。

 

 

リファマイシン系抗生物質(リファキシミン)

 

 

この抗生物質はIBS(過敏性腸症候群)の治療に使われる抗生物質です。

IBSは腸内細菌叢の乱れが一因と考えられていますが、

難吸収性であるリファキシミンの経口投与はその治療に有効であると報告されています。

 

リファキシミンは、Clostridium(クロストリジウム)属のような有害細菌を抑えるとともに、

IBSでは減少する酪酸産生菌Faecalibacterium prausnitzii(フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ)を増加させるなど、

乱れた腸内細菌叢を改善することができると報告されています。

 

 

*参考文献*
Ianiro, G. et al. Gut 65, 1906–1915 (2016).
Yang, L. et al. AMB Expr 11, 116 (2021).
Korpela, K. et al. Nat Commun 7, 10410 (2016).
Soldi, S. et al. CEG 8, 309–325 (2015).
Rashid, M.-U. et al. Clinical Infectious Diseases 60, S77–S84 (2015).

 

 

抗生物質を飲むと下痢をした場合は腸内細菌叢が変化している可能性が考えられます。

ビフィズス菌などの有用菌を摂取して回復を目指しましょう。

過剰投与や自判断での使用は有害な結果をもたらすことに繋がります。

使用期間と使用量を必ず守ってね!

 

 

 

下矢印胃腸良子メディアインタビュー

 

 

下矢印後半

 

 

下矢印ナースキュア・膣内環境改善サプリ「フェムケアバイオ」発売開始!

 

 

 

ナースキュア公式LINE始めました!

下矢印お問い合わせはこちらからも

友だち追加

 

 

 

 

 

 

 

ナースキュア シンバイオティクスEX発売開始となりました!

 

シンバイオティクスとは、生きた細菌(プロバイオティクス:生菌)と腸内細菌の餌(オリゴ糖)を選択的に組み合わせて、腸管内で腸内細菌を育てる新しい腸活サプリメントです。

免疫を司る小腸に必要な2種の乳酸菌、大腸の蠕動運動を活発化させる2種にビフィズス生菌、皮膚や粘膜のバリア機能を活発化させる乳酸菌生産物質、1瓶で3兆3600億の菌が配合されています。

病院現場から生まれたシンバイオティクスEXで体の本来の力を高めましょう。



image

 

下矢印購入サイトはこちら

 

 

 

 

 

 

 

下矢印ナースキュア楽天からのご購入はこちら

 

 

下矢印Amazonはこちら

 

 

下矢印楽天ミレット&L-リジンはこちら

 

 

下矢印楽天ビタミンCはこちら

 

 

下矢印楽天ワカサプリはこちら

 

 

下矢印お問合せはこちら

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

NRサプリメントアドバイザー
胃腸良子