抗生物質の過剰投与がアレルギーや肥満、喘息を作る?「抗菌薬が効かなくなる?」細菌感染症と腸内細菌 | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

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「風邪に抗生物質を出しても効きません」

医師は患者さんによくこう説明されていますが、

患者さんは薬を欲しがります。

 

 

 

「先生。念の為に抗生剤を出してください」

懇願されるため断ることが難しいようです。

 

 

 

予防投与は良くないと拒否すると、口コミサイトに

「薬も出してくれない医師」

などと低評価をつける始末。

 

 

 

患者が医師をおびやかす。

SNSの口コミというのは他者意見として

参考にもなりますが、

諸刃の剣にもなります。

 

 

 

医師は薬を出せば儲かります。

それをあえて出さないということは

本当に良心的な診療なのだということを、

私たち患者も理解しなければなりません。

 

 

 

本日は「抗生物質過剰投与問題」について。

日本人の腸内細菌叢を脆弱化し、

自己免疫疾患やアレルギーを招く原因ともなっています。

 

 

 

抗生物質の過剰投与がアレルギーや肥満、喘息を作る?「抗菌薬が効かなくなる?」感染症と腸内細菌

 

 

 

  抗生物質の過剰投与問題

 

 

抗生物質が細菌感染症の歴史を変えたと言っても大袈裟ではないくらい、

これまで多くの命を救ってきました。

 

 

その一方で、抗生物質は腸内細菌の生育を抑制するため、

過剰に投与すると腸内細菌叢バランスが崩れ、

腸内環境を悪化させます。

このように抗生剤は効果と副作用の両方が大きい薬なのです。

 

 

抗生物質は細菌感染症にとっては非常に有効な薬です。

しかし、ウイルス感染症(風邪やコロナなど)には効果がありません。

予防的な投与などを繰り返し過剰に摂取すると、

菌に対しての耐性菌を発生させてしまいます。

 

 

薬剤耐性菌による感染症はとても治療が困難な病気です。

特に複数の抗菌薬に耐性を持つ多剤耐性菌の治療には

使える薬がありません。

抗生物質は正しく使わなければ

「効く薬がなくなってしまう」

ということを念頭におかなければなりません。

 

 

 

 

 

 

  抗生剤の種類によって異なる腸内細菌叢への影響

 

 

抗生物質といっても、実際には様々な種類があります。

 

 

種類によって標的となる細菌、作用機序、腸内細菌に与える影響も変わります。

抗生剤が腸内細菌に及ぼす影響について

いくつかピックアップしたいと思います。

 

 

リンコマイシン系抗生物質(クリンダマイシン)

 

感染症治療で使われる抗生物質のひとつにクリンダマイシンがあります。

クリンダマイシンは、投与後に胆汁中に排出され結腸内で高濃度になる傾向があります。

そうすると大腸に生息する腸内細菌に影響を及ぼし、

Clostridioides difficile(クロストリジオイデス・ディフィシル)の腸内での過剰増殖(C. difficile感染症:抗菌薬関連下痢症のひとつとして発症することの多い感染症)に繋がる恐れがあると言われています。

 

 

C. difficile感染症とは?

 

 

 

マクロライド系抗生物質

 

マクロライド系抗生物質は使用された方も多いと思います(クラリスなど)。

マクロライド系抗生物質については、フィンランドで小児(2〜7歳)を対象とした

腸内細菌への長期にわたる影響と変化を調べた研究があります。

 

この研究によると、マクロライド系抗生物質の使用により腸内細菌叢において

Actinobacteria(アクチノバクテリア)門の細菌が減少し、

Bacteroidetes(バクテロイデーテス)門とProteobacteria(プロテオバクテリア)門の細菌が増加する傾向があったそうです。

また、幼少期のマクロライド系抗生物質の使用が喘息のリスクの増加と関連していることや、

子どもの太りすぎにつながることも示唆されました。

さらに同研究では、作用機序の異なるペニシリン系抗生物質(細菌の細胞壁合成を阻害)と比較した場合、

マクロライド系抗生物質(細菌のタンパク質合成を阻害)のほうが腸内細菌叢に影響を与えやすいことも報告されています。

 

 

 

リファマイシン系抗生物質(リファキシミン)

 

抗生物質の多くは腸内細菌叢に悪影響を及ぼすことが多いのですが、

使い方によっては改善に導く薬もあります。

過敏性腸症候群(IBS)は、腸内細菌叢の乱れが病気の一因として考えられていますが、

難吸収性のリファキシミンの経口投与は有効な治療法として取り入れられています。

リファキシミンはクロストリジウム属のような有害な細菌を抑えると共に、

腸内に有益な酪酸産生菌フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィの存在量を増加させるなど、

腸内細菌叢を整えることが報告されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/104/1/104_35/_pdf

 

 

 

 

  抗生物質が効かない薬剤耐性菌

 

 

アメリカでは、年200万人以上が抗生物質の効きにくい耐性菌に罹患しています。

この原因は抗生物質の過剰投与と考えられています。

 

 

耐性菌は、ウイルス性の疾患に抗生物質が処方されたり、

細菌性の感染症でも菌に合わない抗生物質が処方されたりすることで発生します。

また、正しい抗生物質でも服用量や期間が正しくないと同じような問題が起こります。

 

 

その医療コストは年間22億ドル(約2420億円)と発表せれています。

患者1人あたり1383ドル(15万2000円)を無駄にしていることになります。

 

 

薬剤耐性菌感染症は人間が産み出した疾患です。

薬の濫用が自分自身を苦しめることになります。

正しい薬の使い方、あたらめて考える必要があるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

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