ご訪問ありがとうございます。
美は胃腸から・・・
あなたを美腸内フローラで若返らせる!NRサプリメントアドバイザー&看護師 胃腸良子です。
胃腸良子のお勧め記事3選
・大腸の老化を止めないと、老ける、太る、病む!「大腸に必要な菌はビフィズス菌」大腸劣化対策委員会
・体がうんちのような臭いがする!「体臭はビフィズス菌で解決」加齢臭や疲労臭は腸の短鎖脂肪酸で消える
・髪の毛が薄くなる原因は男女で違う「薄毛に効くサプリメントと薬」効果的な抜け毛予防と治療法
全国の真面目な研究者が腹を立てています。
現代ビジネスの記事が出てから、
私のところにも多くの医師からクレームが寄せられました。
良子ちゃん、どこかのメディアに反論記事投稿してよ。
あれじゃあ、誰もが誤解するでしょ。
ビフィズス菌や乳酸菌ががんの原因菌?
ヨーグルトにがんの原因菌が入っているみたいに見えてしまう。
菌には沢山の種類があり、
がん患者に多い菌はあるけど、
その菌と食品に添加されている菌は違うでしょ!
乳酸菌一括りで話すなんて酷いんじゃない?
ありゃー、炎上目的としか思えんよ。
たしかに。
じっくり記事を読んでみるともの凄く内容があいまい。
参照論文などの記載もないし、
何を根拠としているのか分からないですね。
週刊誌なんてそんなもの。
という風に流すのは簡単ですが、
医療従事者の免許を持っている私達は正しい情報を伝える義務があると思います。
本日は、宇野医師に反論!
ビフィズス菌と乳酸菌について、
いま分かっている情報をもとに私の見解をまとめたいと思います。
反論!乳酸菌ビフィズス菌がじつは胃がん食道がん大腸がんのリスクになる驚きの理由、現代ビジネス
日本人の腸にビフィズス菌が多い
現代ビジネスの記事の中からアレ????
と感じた部分をピックしました。
まずはこちら。
日本人の腸にビフィズス菌が多いというのは本当です。
でも理由はオリゴ糖添加食品が多いからではないと思います。
日本人の腸内細菌叢の特徴です。
(早稲田大学の研究より)
①ビフィズス菌やブラウチア等が優勢し古細菌が少ない
②炭水化物、アミノ酸代謝機能が高く、細胞運動性や複製・修復機能性が低い
③他国では主にメタン生成に消費される水素が、日本人は酢酸生成に消費される
④海苔やワカメを分解する酵素遺伝子が約90%(他国では約15%)。
この総合的な有意性によって、
日本が世界有数の長寿や低い肥満率と関連することが示唆されています。
しかし、加齢によってビフィズス菌占有率は低下するため補給する必要があると考えられています。
高齢者型の腸内細菌叢が加齢性疾患を促進させる可能性を確認:科学誌「Gut Microbes」掲載
file:///Users/Kimiyo/Downloads/d21580-20210312-2132.pdf
日本人の特徴的な腸内細菌叢
ビフィズス菌占有率とIBSの関係
次にビフィズス菌とIBSの関係。
IBSとは、過敏性腸症候群という排便コントロールが難しくなる病気。
スペインと日本を比較して、
ビフィズス菌占有率が高ければIBS患者が多くて当然というむちゃくちゃな比較。
これどうでしょう?
現代ビジネスより
IBS 患者では,小腸において,腸内細菌の異常増 殖をきたす症例がある。これは small intestinalbacterial overgrowth (SIBO) と 呼 ば れ る 現 象 で あ る.糞便中の腸内細菌 16S rRNA を分析すると,健 常者と IBS 患者間に塩基組成の差が見られる。
フィ ンランドの研究では,健常者は Lactobacillus と Collinsella,下痢型は Streptococcus,便秘型は Ruminococcus,混合型は Bacteroides と Allisonella により特徴づけられた。IBS 群が健常群と相違してい た も の は,Actinobacteria 門 と Firmicutes 門におけ る 配 列 で あ り,Firmicutes 門における Coprococcus eutactus,Clostridium cocleatum 関連の配列における 定量的 PCR 分析が IBS 群と健常群との違いを示した. Actinobacteria 門では,Collinsella aerofaciens におい て差が認められた。さらに解析個体数を増やした IBS の腸内細菌のメタゲノム解析が進んでいる。IBS-D 患者と IBS-M 患者において,酪酸産生菌が減少 しており,治療薬の影響を除外した IBS 患者全体にお いてメタン産生菌が減少している。
これはどのような内容かと言いますと、
IBS患者と健常者の腸内細菌バランスは異なっており、
IBS患者においては酪酸産生菌(ビフィズス菌を含む)が減少していると解説しています。
IBS患者の腸内細菌叢
スペインより日本人はビフィズス菌保有者が多い=ビフィズス菌がIBSの原因
そもそもIBS患者はビフィズス菌保有率が低いのですから、これは因果関係として成り立ちません。
↓歯周病の原因菌
https://www.jads.jp/2017/0131/3_yamazaki.pdf
野菜を食べて太る訳ではない、乳製品脂肪の過剰摂取なだけ
「野菜を食べて痩せている人が脂肪肝、毎日ヨーグルトを食べている」
どうしてこれが野菜を食べると太るという図式になるのでしょう?
またまた不思議です。
私のお客様でもよくいらっしゃいますが、
「ヨーグルトが体に良いので毎日大2パック食べていた」
現代ビジネスより
この文脈からでは、短鎖脂肪酸が生産されると脂肪肝になるというメカニズムはよく分かりません。
↓短鎖脂肪酸の脂肪肝軽減効果
https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-26460810/26460810seika.pdf
まだまだ反論したい部分は沢山ありますが、今日はこのくらいにしておきます。
「看護師のくせに医師にたてつくな!」
そんな叱責が聞こえてきそうですが・・・
腸内細菌を勉強して8年。
正しいことを理解したいため、
あえて声を上げてみました。
本当にビフィズス菌がIBSの原因となるというのなら現代ビジネスではなくNETUREで発表して欲しいと思います。
シンバイオティクスとは、生きた細菌(プロバイオティクス:生菌)と腸内細菌の餌(オリゴ糖)を選択的に組み合わせて、腸管内で腸内細菌を育てる新しい腸活サプリメントです。
免疫を司る小腸に必要な2種の乳酸菌、大腸の蠕動運動を活発化させる2種にビフィズス生菌、皮膚や粘膜のバリア機能を活発化させる乳酸菌生産物質、1瓶で2兆7600億の菌が配合されています。
病院現場から生まれたシンバイオティクスEXで体の本来の力を高めましょう。
購入サイトはこちら
ナースキュア楽天からのご購入はこちら
Amazonはこちら
楽天ミレット&L-リジンはこちら
楽天ビタミンCはこちら
楽天ワカサプリはこちら
お問合せはこちら
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
NRサプリメントアドバイザー
胃腸良子