梅雨入りだそうです。
いやですねー。
このジメジメした季節。
髪型はきまらないわ、ベタベタするわ。
洗濯物もなんだかヨレっとしてる。
しかも、「この季節になるとなんだか体調が優れなくてスッキリしないわ」という方も多いのではないでしょうか?
そのジメジメ体調不良、カビが原因だとしたら・・・
私達の体の中には誰でも「カンジダ」というカビの一種が潜んでいます。このカンジダは、免疫力が低下したり、腸内環境バランスが崩れると、増殖し始めて体に不調を及ぼします。
本日は・・・カビに負けない体作りをするために!カンジダについて考えてみましょう。
あなたのその体調不良カンジダ菌が原因かも?「リーキガットとカンジダ」カビに負けない健康な体を作る腸内環境
女性なら一度は耳にしたことがある「カンジダ」。
膣炎にかかったことがあるという方も少なくないでしょう。
赤ちゃんが分娩の時や授乳時にお母さんからカンジダ菌をもらうことで消化管の中で急激に増えていきます。
赤ちゃん時代に増えたカンジダ菌は、成長するにつれて他の腸内細菌の影響を受け減少します。
そして大人になると常在菌として定着しますが、健康な人にはなにも症状は現れません。
このカンジダ菌の役割は、人の免疫系を刺激して細胞性免疫を強めます。カンジダ菌体の外側にあるβ-グルカンが免疫力を高めがんの増殖を抑制するという報告もあります。
この静かな役割を果たしているカンジダですが、歳をとるとその様子が少し変わってきます。
私達の免疫力が弱くなるにしたがい、カンジダ菌のバランスが狂いだし、徐々にカンジダ菌の勢力が強まってきます。カンジダ菌の細胞性免疫は加齢と共に弱まり、菌が粘膜に侵入するようになります。
こうして、カンジダ膣炎や食道カンジダ、腸管内カンジダ、口腔内カンジダなど消化管粘膜にカンジダ菌が異常増殖してしまうことがあります。
カンジダ菌は普通は酵母の形をして生息しています。人間の身体に入ってくると、菌糸といって足のようなものを伸ばします。菌糸形になったカンジダはその先端を組織に侵入させて病気を引き起こすことがあります。
Wikipediaより
カンジダ菌が腸管内にいることはよく知られていますが、腸の内容物1gあたり10万とその数は他の菌に比べるととても少なく今までは重要視されていませんでした。
しかし、腸内での数は少なくても、それが腸の壁に付着して深く侵入するカンジダ菌は厄介なことが分かりました。
菌糸のトゲが刺さった腸壁は炎症を起こし、腸の壁に微細な穴を開けてしまうのです。
カンジダ菌は30度以下では酵母として生息しますが、37度の人間の身体の中では菌糸形に変化することがあります。
カンジダ菌を菌糸にさせなければ、その病原性を発揮させずに済みます。
菌糸形を防ぐためには、ハーブやスパイスなどの植物が有効なことがわかっています。
低濃度でカンジダ菌の菌糸形発育を抑える植物は
・シナモン
・わさび
・クローブ
・バジル
・セージ
濃度を高くすれば効果がある植物
・オレガノ
・レモングラス
・コリアンダー
・アニスシード
普段料理に使うことが多いハーブには、こんな効果があったのですね。
これらの中でも、特にシナモンは優秀です。
シナモンの微粉は口の中のカンジダの増殖を抑え、血管の壁を強くするtie2 活性成分も豊富に含まれます。
東南アジアでは食後の口腔内洗浄に使われるのも、やはり意味があったのです。
これから続くジメジメ季節、カンジダに負けない身体を作るためにも料理にハーブを取り入れてみてください。私はタイ料理が好きだから、ハーブを沢山使ったスープを作ってみようと思います