プロバイオティクスのエビデンスの現在「本当に腸にビフィズス菌や乳酸菌は有効なのか?」 | 胃腸良子のアンチエイジングサプリメント外来 あなたの美腸内フローラ作ります

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腸内フローラブームもひと段落。

乳酸菌やビフィズス菌が腸にとって大切であるということが多くの人々に認知されたかと思います。

しかし、ブームがさったいま。

「直接的な効果がわからないからやめてしまった」

そんな方も多いのではないでしょうか?

 

 

 

いわゆる「体に良いものブーム」で終わってしまってはいけません。

実際にビフィズス菌や乳酸菌の医学的エビデンスも上がりはじめ、その効果が立証されています。

病気の治療に効果があるということは、病気を予防してくれるということにも繋がります。

 

 

 

やっぱり何事も継続は力なりですよね。

でも直接的な効果を体感できないものはなかなか継続が難しいというのが本音。

本日は、ビフィズス菌乳酸菌の効果とそのエビデンスをお伝えして「腸活」の重要性を再確認しましょう。

 

 

 

 

プロバイオティクスのエビデンスの現在「本当に腸にビフィズス菌や乳酸菌は有効なのか?」

 

 

 

 

  

 
プロバイオティクス(ビフィズス菌、乳酸菌)の有用性とエビデンス
 

 

こちらはメディカルトレビューよりの抜粋です。

かなり専門的で難しいので、さらっとスルーしていただいて構いません。

 

 

 プロバイオティクスが医療用医薬品として承認されているのは、日本では腸疾患の領域に限られている。生菌製剤として用いられている菌種は、乳酸菌(Lactobacillus spp)、ビフィズス菌(Bifidobacterium spp.)、枯草菌(Bacillus spp.)、腸球菌(Enterococcus spp.)、宮入菌(Clostridium butyricum MIYAIRI strain)などである。そのエビデンスとして高橋氏は、McFarlandらが昨年(2018年)行ったメタ解析(Front Med 2018; 5: 124)を紹介した。

 このメタ解析では、小児と成人における抗菌薬関連下痢症(AAD)、クローン病、C. difficile感染症、院内感染下痢症、旅行者下痢症に分け、疾患特異的治療効果が検証された。その結果、小児のAADではプロバイオティクスの明らかな効果が確認され、C. difficile感染症、院内感染下痢症などにも有効と思われた。しかし、クローン病への効果は認められなかった。すなわち、プロバイオティクスは腸内細菌の関わる全ての疾患に有効なわけではなく、ターゲットを絞って使うべきなのである。

 同様の成績としては、2012年に発表されたRitchieらのメタ解析がある(PLoS One 2012; 7: e34938)。 Ritchieらは8疾患(回腸囊炎、感染性腸炎、過敏性腸症候群、Helicobacter pylori陽性、C. difficile感染症、AAD、旅行者下痢症、壊死性大腸炎)の治療と予防について、プロバイオティクスの効果を検証した。すると、回腸囊炎や感染性腸炎では明確な効果が確認されたが、旅行者下痢症や壊死性大腸炎では効果が認められなかった(図1)。

図1.疾患、菌種・菌株別に見たプロバイオティクス製剤の臨床効果(メタ解析)

23062_fig1.png 

また、菌種の相違による効果の差も明らかで、同氏の研究テーマである宮入菌などは明らかな有効性が確認されたが、Lactobacillus acidophilusL. plantarumなどの効果は証明されなかった。さらに、小児と成人では小児での効果が高いこと、菌数は多い方がいいわけではないこと、服用期間については長めの服用が好ましいことなどが示された(図2)。

図2.対象患者や服用期間など別のプロバイオティクス製剤の臨床効果(メタ解析)

23062_fig2.png

(図1、2ともPLoS One 2012; 7: e34938)

宿主へのアプローチと病原菌へのアプローチ

 こうしたエビデンスを踏まえ、高橋氏はプロバイオティクスの将来を展望した。ここで注目されるのは、Live Biotherapeutic Products(LBP)という概念だ。古くから健康への良い影響が知られるビフィズス菌や乳酸菌、酵母などは、今後も食品として広く使用されるだろう。しかし、医療用医薬品としては疾患特異的有効性を発揮するLBPを探索し、創薬の対象とすべきだという。実際、米食品医薬品局(FDA)はガイドラインにLBPという領域を設定し、新しい規制のルールを定めた。また、世界の製薬企業も生菌カクテル製剤、単一菌株製剤、腸内細菌の代謝産物である低分子物質製剤の開発にしのぎを削っている。

 こうした疾患特異的LBPの開発には、2つの方向性がある。1つは、宿主すなわちヒトのシステム制御を標的とする創薬である。その好例は、今年1月24日のNature オンライン版に掲載され話題を呼んだ慶應義塾大学微生物学免疫教室教授の本田賢也氏の研究であろう。本田氏らは、ヒトの免疫系、特にインターフェロン(IFN)-γを産生するCD8陽性T細胞を活性化する腸内細菌11菌株を発見、同定し、これをマウスに投与すると、細菌感染症に対する感染抵抗性、皮下腫瘍に対する抗がん免疫応答が強まることを発見した。この11菌株は、Bacteroidales目の7種とその他の目の4種で、健常者の腸内細菌叢ではなかなか見つからない、まれな細菌株だという。

 もう1つの方向性は、パラサイト側つまり病原菌のシステム制御を標的とする創薬だ。これに関しては高橋氏らの研究がある。ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)は日本でも時に大規模な食中毒の原因菌となるが、これは5〜7種の毒素を産生するからだ。高橋氏は、C. perfringensC. butyricum宮入株にはアミノ酸配列が少し異なるがよく似たシークエンスがある点に注目、両者を共存させるとQuorum sensingにより毒素の産生が止まることを見いだした。Quorum sensingとは、一部の真正細菌が同種の菌の生息密度を感知、それに応じて物質の産生を増減させる、ある種のコミュニケーション機構である。「抗菌薬は細菌を殺すため耐性菌を生み出すが、Quorum sensingによる方法では毒素を抑えるだけなので耐性菌は生まれない。この点で注目に値する治療法になりうる」と同氏は期待を表明した。

 

 

   

 
結局、どんなエビデンスがあるの?
 

 

上の小難しい論文、結局なにが言いたいのでしょうか?

簡単にまとめてみますね。

 

 

プロバイオティクス(ビフィズス菌や乳酸菌)を治療に使う場合、どんな疾患にも同じように効果が現れるわけではないというのが結論です。

以下に疾患別にまとめてみました。

 

【効果が出やすい疾患】

・クロストリディオイデス・ディフィシル感染症

・院内感染下痢症

・回腸嚢炎

・感染性腸炎



 

【効果がわかりにくい疾患】

・クローン病

・旅行者下痢症

・壊死性大腸炎

 

 

また、こんなことも分かりました。

 

 

・大人よりも小児の方が効果がわかりやすい。

・菌数が多い方が良いわけではない

・長期間服用する方が好ましい

 

 

 

   

 
ナースキュアのエビデンス
 

 

私たちナースキュアもサプリメント内服前後のエビデンスを調査しています。

まだ研究途中ですが、かなりはっきりとしたエビデンスが上がってきています。

やはりここでも継続が大切なんだということが分かります。

 

 

 

臨床試験結果はこちら下矢印

 

 

腸内環境の重要性がわかり、プロバィオティクの効果がわかったいま、私達が考えなければいけないことは、やはり食の環境です。

 

 

 

サプリメントや薬でプロバィオティクを摂ることは簡単ですが、腸内細菌を殺すような食品添加物を避けることは難しいものです。

入れるよりも減らさない、ここを努力しなければ、いつまでもイタチごっこが続いてしまいます。

 

 

 

これからも私達の健康を守るために、大切なプロバィオティクを守る方法を一緒に考えていきましょう!

 

 

 

 

 

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