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あなたを美腸内フローラで若返らせる!NRサプリメントアドバイザー&看護師 胃腸良子です。
更年期世代女性は子宮体がんになりやすいのはなぜ?女性ホルモンと閉経と子宮がんの関係
子宮体がんはホルモン依存性のがんで、エストロゲンという女性ホルモンによって子宮の内膜に発症します。
体がんになりやすい年代は更年期から60代で、女性ホルモンであるエストロゲンが多く分泌されている人ほどかかりやすいと言われています。
いままでは、エストロゲンが多く分泌されている人は主に「妊娠、出産経験がない人」とされていましたが、最近ではどうやら違っているようです。
いつまでも綺麗にいたい・・・という私達世代はなんとかして女性ホルモンの減少を抑えようと日々奮闘しています(私のことです)。
イソフラボンを積極的に摂ったり、女性ホルモンに類似したサプリメントを摂ったり、あれやこれやとあがなおうとしていませんか?
そのホル活が裏目にでて「子宮体がん」「乳がん」のリスクを高めているのです。
また、子宮体がんは動物性脂肪を多く摂る人、肥満体、高脂血症の人、糖尿病の人が罹患率が高いと言われています。
つまり現代のアラフィフ女性の多くが、子宮体がんにかかるリスクが高いということです。
子宮体がんには女性ホルモンが関わっているタイプ(タイプ1)とそうでないものが(タイプ2)があり、それによって発症要因が違ってきます。
タイプⅠの場合は、女性ホルモンのバランスを崩しやすい更年期に起こりやすくなってます。月経があっても排卵がない状態が続くと、エストロゲンは分泌されるのに排卵期に分泌される”プロゲステロンの分泌が十分でないため、子宮内膜が増殖し、子宮体がんを発症すると言われています。
もっとわかりやすくいいますと・・・
生理が順調にある女性は子宮内膜が肥厚しても生理で剥がれ落ちます。
正常な内膜
しかし、排卵が無く生理がなかなかこない女性は子宮内膜が溜まってしまい、どんどん肥厚してしまいます。この内膜の肥厚が子宮体がんになる原因です。
肥厚した内膜
タイプ2の場合、萎縮性内膜症の悪化などが原因としておこるとされています。 こちらは年齢に伴い子宮が萎縮(小さくなる)した状態になることによって起こります。
私は半年に1回のペースで子宮の内膜を超音波で観察しています。
生理不順が続くと子宮内膜が肥厚(厚くなってしまうこと)してしまうのがわかります。
子宮の内膜が増殖し続けると子宮体がんに変化していきます。
いま私は排卵が無く、生理が3ヶ月に一度しかこないため、子宮体がんハイリスク年齢です。
この変化を見逃さずに子宮体がんにならないよう治療をしているのです。
子宮内膜が肥厚してくると、細胞診という子宮の中に検査器具を入れて細胞を取る検査をします。
結果はclassⅢというこのまま放っておくと”がん”になりますよ、という状態。
今回は内膜が1㎝ちかく増殖してきたため、掻爬術(そうは:内膜をかきだすこと)を受ける事になったのです。どんな手術かといいますと・・・人工中絶と同じ手術です。
その手術の麻酔で昨日は気分が悪くなってしまいました。
しかし、手術は無事終了。
掻き出した組織を病理検査で詳しくしらべます。一部でも癌化していないか精密検査をします。
でも内膜は綺麗に除去したため、これでしばらくは子宮体がんになることはないと思います。
「子宮体がん」の検査を受けたことがないという方は、是非「婦人科外来」に受診して見て下さい。いま、乳がんと共に「子宮体がん」は増え続けています。それは食生活の欧米化や晩婚、出生率の低下などが原因です。がんは早期発見が一番の治療法です。”がん年齢”の私達は早めの対策を心がけて、がんに負けない人生を過ごしましょう。
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胃腸良子