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前回↓

現実逃避したい。

まーくんが解剖から帰って来て

通夜までの数日間。

まーくんは家で過ごします。

 

 

そうしてもらいました。

 

 

みんな会いに来たいだろうから。

まーくんも家にいたいだろうから。

 

 

全く見たくなかった。

視界の隙に入るのも嫌だった。

 

 

その存在感は

『まーくんが死んだこと』を嫌でも突きつけてくる。

『いない』ではなく『死んだ』という事実。

 

少しでも目に入ると

吐きそうだった。

 

 

もしかしたら死んでないかも。

これは夢なんじゃないか。

 

そんな想いを打ち砕く棺。

 

 

 

どうしてまーくんはそんなところに入っているのだろう。

まるで死んでしまったみたいじゃない…。

 

 

とてもじゃないけど受け入れられなかった。

 

 

でも

私は葬儀が始まるまでのこの数日

まーくんの顔を見なかったことを

後悔することになるのです。

 

 

 

続きます。

 

 

 

↓暴言からの仲違い。そして死に別れ。

どうして今なんだろう。

『初めから読む』

 

↓もう二度と会えない。

それだけで全ての感じ方が変わる。

『悲恋だと思っていたけど…』

 

↓こちらの本ブログで死んでからの日常や心情をずっと綴っています。

きみといっしょに。

 

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