ツインソウルには通常の時間感覚は通用しない。
ツインソウルの間では上手くいっている時の長さはどんなに長くてもそれは“ほんの一瞬”のことであり、
逆に上手くいかない状態が続いた時は例えそれが数時間のことであっても“永遠”の長さに感じる。
何故かというと本来の意味で時系列に規則正しく進む時間軸というものはなく、
“全てが今”というのが正しい事象の捉え方だからである。
だから「光の時間」があればそれはときめく瞬間の永遠の連続である。
逆に「闇の時間」には一切のものが何もなく全てのものが儚い幻として消え去っていく。
だからツインソウルは激しいアップダウンの波にもまれる。
最上級の天界の至福から一気に何もない虚空までの最長距離を一瞬の間に移動する。
この激しい揺さぶりに耐えられない者はツインソウル足りえない。途中でコースを変更し別々のルートを探すだろう。
だがそれでもやっぱり目を離せないのがツインソウル、常に相手のことを意識し合ってしまうのがツインソウルである。
だからたとえどんなに離れようとも、そんな距離などやすやす越えて、お互いの波動調整を終えたツインは再び必ず巡り合う。
人の感覚で図る時の概念が、過去から現在を通過し未来に向かう時間軸が、いかにいい加減なものであるかということを否応なしに教えてくれるのが“ツインソウル”である。
“全てが今”
それは“永遠”の今に生きるということ
全ての波動調整を終えた二人は、やがて長いジェットコースターのスリルを終えて
深い静寂の波に溶け込む。