何度も言うように、もしも僕たちの出逢いが一般によくあるような運命に導かれた恋愛体験であったならば、こういうブログは書いていなかったでしょう。出逢ってビビビッと電気が走るとは言いますが、本当に電流が走ってしまって、しばらくは体中がビリビリしびれ、意識は拡大しメールだけのやり取りが実際に直接会っているかのように声まで聞こえ、僕の方は‟クンダリーニ上昇”に伴う身体の痛みや食欲不全となり、相方は更に意識が拡大し、離れて生活している僕が今寝ているか起きているか、深層で何を思っているかさえ分かってしまい、ハートのチャクラはお互いを繋ぎ、同時に同じチャクラが活性化する・・・
という実際の変化が凄まじかったために、当時色々な情報をかき集めては話し合って整理せずとはいられなかったのですね。そこで同じような体験が始まった方の参考になればと情報のシェアとして始めたのがきっかけだったのです。
ということで‟クンダリーニ上昇に伴う諸症状の例について、こちらも再掲させて頂きます。
「クンダリニー体験とは」
クンダリーニ上昇というのは、通常は求道者らが精神の修行を積んだ過程の上に起こる身体的、心理的な特異な状態のことで、一般の人には起こり得ないとされていますが、それは認知や報告がされていないだけのことで、実際は極まれに経験されている方はいるのではないかと思います。何故なら衆生に紛れて生活し、困難を克服していく過程こそまさに‟修行”といえるからですね。でも一般に共有されている情報ではないために、原因不明の悪しき状態と認識されてしまっているだけかも知れません。
実際にクンダリーニ体験は‟スピリチュアル・エマージェンシー=霊的危機)とも訳されていて、取り扱いを間違うと精神の崩壊に繋がりかねない危うさを秘めており、故に信頼のおける導師の下で経験するのが望ましいとされますが、そうした環境にない一般の人はどう対処したらいいか大変困ってしまいますね。
またその感じ方、体験の様相は、僕たちの経験からいうとその人のこれまでに経験してきたことや生活習慣と重なっており、従って一括りには説明のつかないことが起きると思われ、各症状を見ながら自分自身と向き合っていく必要に迫られると思っています。
こちらでは『クンダリーニ大全』に書かれていることを参考に、一般的に起きるであろう症状を列記します。
まずは身体的な症状から。
1.プラーナ(気)の動き
・非自発的なけいれん,震え,震動もしくは発作
・収縮、特に肛門,腹部,喉(ヨーガでいうロック)
・腕,足,頭の突然の素早い動き
・非自発的な踊り,跳躍,回転、驚くほどの速さで疾走
・倒れ込む,あるいは動作が固まる、体が固くなる、筋肉の硬直を感じる
・強いエネルギーが足、もしくは脊椎の基底から始まり、体を駆け上がってくるような急な動き
・無意識な音の発生
2.内部の肉体的感覚
・数分間ないしは数か月続く穏やかな、または激しい恍惚とするような至福の感覚
・陶酔感,分離感,軽い体外離脱感
・トランス状態に移行し、空間を凝視する。
・脈拍が速まる
・あたかも電気のソケットに差し込まれたかのような感覚やひりひり感、むずがゆい感じ
・神経的なエネルギー、高血圧、鼓動、これは無気力を伴って変化することがある
・吐き気、腹痛
・蛇が体内に潜んでいるような、特に腹の中や背骨を這い上がってくるような感じ
・心臓発作のような胸部の痛み
・全身の慢性的もしくは一時的な痛み、診断が困難である。
・背中の痛みや背骨に沿った鋭い痛み
・頭痛、頭の中をエネルギーがブンブン飛び交っているような感じ、頭皮がヒリヒリしたり、むずがゆかったり、虫が這うような感じ
・頭部の電気的な感覚、頭皮が開いていくような感じ
・手や腕もしくは足のしびれ
・足の親指の痛みもしくは電気的な感覚、足指の爪が黒ずんだりはがれ落ちたりする。
・性的エネルギーの大きな変化、生殖器や「脳のオルガスムス」のような自然なオーガズム
・子宮頚部の吸い込むような感覚、会陰部のむずがゆさ
・身体が空気のように軽く感じる、体外離脱体験
・聴覚の鋭敏化・・・かなり離れた場所の声が聞こえたり、まるで一つの色彩がそれぞれの性格を連想させるように聞こえる
・波動やエネルギーが耳を突き抜ける。
・深い内なる音を聞いたり、感じる
・消耗するような極端な活動
・髪の毛が逆立つ
・妊娠したように腹が膨らむ。
・肺がひとりでに空気でいっぱいになる。
・甘い蜜の味が喉に降りてくる。(ヨーガではアムリタという)
3.視覚の問題
・瞼が一時的に閉じて開かなくなる
・一時的に目が見えなくなる
・視覚が弱くなる
・光にとても敏感になる
・鋭敏な視覚・・・色彩がとても強調されたようにすべてが見える
・オーラ、明るい光、目がくらむような光、小さな光の点、光のパターンが見える
・目が焼えるようである
・眉の間がピクピクする、「第3の目」のあたりに注意が引きつけられる。
4.摂食パターンの変化
・食欲の大きな変動・・・数日間、あるいは数週間全く食べ物を受けつけなくなる、あるいはひどく食欲旺盛になる。それでも体重の変化はほとんどもしくは全く影響しないこともある
・肉類、アルコール類、薬物をやめる傾向
・いつもとは違う食べ物を欲しがったり、あるいは特定のハーブを要求する
5.体温の変化
・ホット・フラッシュ(身体が燃えるように熱くなる)、ときとしておびただしい発汗、発熱、身体から放熱
・寝汗
・身体が凍ったように冷たくなり、ときとしてその後で急に熱が出る
・身体のさまざまな部位で熱かったり冷たかったりする感覚、身体の半分が熱く、残り半分が冷たいというように
6.病気あるいは偽りの病
・見かけ上は心臓発作で、通常は誤った警告になる。心臓が脈打っていないという訴え
・胃の障害、消化器官の問題
・偏頭痛、頭がうずいたり、頭皮が強い圧力を受けるような感覚
・てんかんやパーキンソン氏病に似た症状
・自分は死ぬのではないかという確信、さまざまな鈍痛や愁訴を伴う。
・潜在的な病の噴出
・流動的な痛み、充血、消化の問題、身体のさまざまな器官で不規則に喧嘩し、治療することなく和らぐ
・脾臓の経絡に沿った痛み
・腎臓の疲労に伴う症状
・原因不明のまひ
<続いて情緒的,心理的反応について>
・強い感情的な動揺
・抑鬱,不安,怒り,罪悪感
・自分は死んでいくという確信
・一時的な精神的混乱と仕事や課題を遂行することの困難
・儀式的な行為
・不眠
・自分の命を絶とうとする衝動
・性欲における不安定な揺れ
・一時的な性同一性の問題
・他の人々が自分のエネルギー場に影響を与えている、あるいは自分が他者に影響を与えているという感覚
・霊的存在、光の存在、異次元生物あるいはガイドとつながっていると感じる 。
・幻覚に似た症状、ビジョンや光を見たり,音が聞こえたりする。
・境界例的傾向、優柔不断さ,衝動性,思考のまとまりのなさ,自他の境界があいまいになる
・ナルシスト的な傾向、特に誇大妄想
以上です。いかがでしょうか。自身に当てはまることを経験された方もいればそうでない方もいるでしょう。中には思わず救急車を呼んでしまったという方もおられるし、人によっては「悟りを開いた!」と思って怪しげな教祖然となってしまう方もいるかも分からないですね。
僕たちのケースで言えばお互い‟修験者”のような道を歩んでいた訳では決してなかったけれども、日々の生活の中で自分と向き合い、数々の困難を乗り越え、大切なものを幾つも手放してきたりもしていたので、二人が出逢った時に妨げるものが何もなく、
‟二人で一つ”という本来あるべき姿に戻るために必要不可欠なことが起り始めたと考えられたのでした。
ですので、‟ツインソウル”に出逢うことによってクンダリーニが活性化される例はあるだろうと思います。また実際に似たような体験談もお聞きしています。更に細かい内容については『TWINSOUL☆LEGEND』に譲ることにしますが、僕たちには具体的な導師などいなかったですから、二人で同時に幾つものスピリチュアル文献を読んだり、時にはお互いがお互いの導師となって、正に学びながら実践を行ってきたという感じです。
また、ここまでの経験はないけれどもそれに近い感覚を幾つか体験し、「もしやツインでは?」と想像される方も多いようです。故にたくさんの情報をかき集めたくなったりもするでしょう。ただしツインという確信が得られたからといって上手くいくものではありません。むしろ深層の自分自身にたどり着くこと、つまりは長い回り道こそ一番の近道であるということも知っていて欲しいと思います。
クンダリーニ大全―歴史、生理、心理、スピリチュアリティ
Amazon |