我が子を身ごもっていた時には
とにかく元気な子が生まれてきてと願い
早く逢える日を毎日毎日
夢見ていたのを思い出します。
そして、我が子が生まれた時には
産みの苦しみよりも
「元気な産声で良かった」
「指が5本あって良かった」と
夢が叶った事に感謝しかありませんでした。
この子が元気でいてくれたら
それだけで幸せと思っていたのに・
子どもの成長と共に
「こうなって欲しい」
「
「もっともっと!」と
我が子可愛さに欲も出て
様々な要求もしてしまっていたと
今になって反省しています。
確かに、我が子とはへその緒で
繋がっていたけれど
子どもは私の所有物ではありません。
1人の個性ある人間で
私とは別の人格を持っていると
しっかり気づいたのは
恥ずかしながら最近なのです。
子どもの為に助けているのではなく
自己満足の押し付けであったと‥。
それでも、母の日に娘は
カーネーションを手渡してくれました。
本当は、生まれてきてくれただけで
親孝行しているのにと思いながらも
また幸せをもらいました。
ありがとう!
きみのまま保育園 園長 水谷貴子