ぐるっと裏側の喫茶店@西巣鴨『朝倉』 | 悪あがき女製作所

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-日日是好日をモットーに生きる女の戯言-
ラヴ☆蒲田

それはランチと名のつくメニューがランチタイムに食べられなかった日(⇒ )、

食後にコーヒーでも飲んでから帰ろうとスマホで検索。

いつもなら街を散策したりで見つけようとするのだけれど、

いかんせん猛暑である。

この暑い中、うろうろするのは危険だ。あと、そこまで時間は無かった。

で、駅すぐの場所に喫茶店があるようなのでそこへまっすぐ向かう。

…向かったがgoogleさんが指す建物にそれらしき店が見当たらない。

これは閉店してしまったのか?と諦めかけたところで、エスカレーターのところにフロアマップのようなものがあるのを見つけた。

一応確認したところ、あった!!!

歩道沿い言うならば建物の表面ではなく、奥、エスカレーターの裏の方にお店はあった。


朝倉


落ち着いた雰囲気のお店だ。

スイーツ類も結構ある。

それとなんだか美味しそうなカレーのメニューもあった。


店内も落ち着いた雰囲気。

4人掛けのテーブルがある側とカウンター席、

それと2人掛けテーブル側の椅子には白いカバーがかけられていた。

 

▼アイスラテ


喫茶店やカフェでコーヒーを飲むのは久しぶりだった。

暑いとどうしてもアイスティーを頼むことが多くなる。

そしてチーズケーキも頼んだ。



ベイクドチーズケーキ。

初めてチーズケーキを食べたのはスフレタイプだった。

小学生の頃でそれまで食べたケーキと違い見た目がシンプルで驚いた。

それにチーズが甘いケーキに?と。

スーパーで今のように色々なチーズを売る前の事で、チーズと言えば給食で出るプロセスチーズやスライスチーズの類しか知らなかったもんなぁ。

で、次に食べたのがこのベイクドタイプでこれはお店のではなく

お父さんが商社勤めの帰国子女のクラスメイトの家で、彼女のお母さんが作ったものだった。


母トミコはケーキなんて作ったことがなかったし、

第一家には電子レンジはあってもオーブンはなかったので、もう別の世界の人のように感じた。

ところが母親がケーキを作るのが日常な彼女は、我が家に遊びに来た時に母トミコがじゃがいもを切って揚げたポテトをえらく気にいり、家に帰り母親に「食べたことのないような美味しいおやつが出た」と報告し、ぜひ作り方を教えて欲しいと電話がかかってきてしまった。



自分が今まで接したことのないような相手にたじろぎながらも

「じゃがいもを洗って皮を剥いて、拍子切りして油で揚げたら塩を振って出来上がりです」とこたえ、向こうが「それだけですか?何かコツとかあったら教えてください」と言われ、う~んと少し考えたのち

 

「あとは企業秘密です」鼻の穴を膨らませてそう答えていた。

「企業秘密ってなによ?」と突っ込むと「そう答えた方がありがたいだろ」と鼻歌を歌いながら煙草に火をつけた。


それ以降、クラスの友達たちはやたらと我が家に遊びに来たがり、

母トミコはその度にじゃがいもを5個も6個もせっせと揚げていた。


チーズケーキを食べながらそんなことをぼんやりと考えていたら、口がしょっぱいものを欲しがって困った。


お店の事を全然書いていないけれど、落ち着いた雰囲気のいいお店。

2人掛けの席は椅子とテーブルの間がちょっと狭めだけれど、スリムなあなたなら大丈夫です。



朝倉喫茶店 / 西巣鴨駅新庚申塚駅西ケ原四丁目駅
昼総合点-