好きだったお店の閉店 | 悪あがき女製作所

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-日日是好日をモットーに生きる女の戯言-
ラヴ☆蒲田

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建物の老朽化、再開発、後継者問題…

理由はさまざまだけれど、去年末からこの1月にかけて好きだったお店の閉店が続いている。

中にはえ!?なんであの店が?というところもあって…。

(新宿の『若月』さんは驚いた)

そのうちの1軒、とても歴史のあるお店が幕を下ろした。


相模屋


池上にある久寿餅屋、御三家のうちの1軒だ。

甘味はそれほどこだわりがあるわけではないけれど、3軒を食べ比べた時は

この相模屋さんが一番食感や風味がしっかりしていた。

(一番やわらかいのは池田屋さんだった)

駅近くで手軽に買いたい時や店内で何か軽く食べたい時の利用は浅野屋本店さんが多かったけれど、自家用には決まって相模屋さんまで行っていた。

そう、3軒のうちでわたしが一番好きだったのがこの相模屋さんなのだ。

何が一番好きかというと、何代目なのだろう?おじいちゃんの接客がやわらかい物腰とやさしく話しかけてくれるのがとても好きで、

自転車にワンコをのせてそのまま店先で購入することが多かったのだけど、

やさしく「わー、かわいいねぇ。おりこうさんだねぇ」と声をかけてくださりました。


約320年の営業が終了した相模屋さん。

ありがとうございました。