9歳と14歳 | 伊達公子オフィシャルブログ ~Always Smile~

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どんな週末を過ごしましたか?


私は先週末もテニス観戦。

先々週末に応援していたテニスボーイの次の試合があったんです。

子供はほんと試合続き。


私も子供のときそうだったなー。

お休みとなると母親と電車に乗っておにぎり持って行ってた。

休みの日の始発電車とかは常連のように。


でっ、私の想いで話ではなく、テニスボーイの昨日の試合。


彼は9歳なんだけど出場しているレベルは13・14歳のクラス。

受付で名前を呼ばれてそこで初めて対戦相手がわかる。

コートへ入ると明らかに大きさの違いがある。

高さだけでなく横の幅も。

横に並ぶと14歳の彼の胸の高さまで届かない程度。



でもいざコートで打ち合い始まると、レベルは歴然の差で

9歳のテニスボーイが巧い。

試合は予想通り、6-2でテニスボーイが取りセカンドセットも5-2リード。


このポイントを取ればマッチポイント。

そのボールは完全にエースになったと思った瞬間に

相手の14歳はジャッジで


「見えなかった・・・・・」


と主張。


「だからもう一回やり直し」


9歳のテニスボーイは、どうしたらいいかわからず

14歳に言われるがままそのポイントをやり直しに。


結局、そこからゲームの流れが変わり

セカンドセットを7-5で落とすと

ファイナルセットも3-6で落として負けちゃった。


勝負の怖さを9歳のテニスボーイも感じたはず。

悔しくて悔しくて悔やみきれないだろう。


でも1時間ほど経って帰る頃には,

ケロッとしているあたりが子供らしく可愛い。



でもきっと心の中では今日の起こったことを忘れないでいてくれると思う。

忘れないことが成長へと繋がるから。


だって、私が見た2週間の週末だけでも確実に成長している。


試合後、対戦相手だった14歳が何cmだったんだろうって話題になった。

そこへ14歳の男の子が受付に来たから、


「さりげなく横に立つから何cmくらい違うか見て。」


と言って横に立った。


「10cmは高いよ。」


「ってことは、私が164cmだから170cmはあるってこと??」


「本人に聞いて見よう」

ということになり・・・・・


彼からの答えは

「174cm」


14歳で174cm!!!!

やっぱり大きいわっ・・・・。


今日は負けたけど、負けて学ぶことはたくさんある。

今は焦らずいけば、きっとまたこの結果をバネに大きく成長してくれるはず。

それにしても子供とはいえ2時間以上の試合を

必死に我慢強くやってる姿はカワイイっ。