カオスだったイギリスの花火大会

こんにちは、コクです

イギリスで毎年この時期に放送される、人気料理番組Master Chef the Professionalsがいよいよ始まりました！

夫の好きな番組。

イギリスで1番のシェフを決める番組なんですが、結構日本の食材や調味料がでてきておもしろいです

予選的なものから始まり、ほぼ毎日放送されている。

今日はちょっと文字だらけで長いです。

イギリスでは、11/5（火）は、

ガイフォークスナイト(Guy Fawkes night)という日でした。

祝日ではありません

↓ガイフォークスナイトについてはこちら

要は、イギリスのあちこちで花火大会が行われる日

11/1くらい〜毎晩一般の人があちこちで花火をあげていました。

かなり大きいものを夜中迄やったりするのでうるさい

去年までの私は、

国王暗殺失敗のお祝いか〜

くらいの感じで家から見て楽しんでいたんですが、

今年の私は違います！！！

Life in the UK test(永住ビザのためのテスト)を受けるために、イギリスの歴史を勉強しているので、

しかも細かく背景や流れを知りたくなるので、一つの時代にめっちゃ時間かかってます

テストについてはまたいずれ…

なぜこの暗殺計画を企てようとしたのか

この国王はどんな人だったのか

時代背景

などを知っているので、感慨深いわけです。

というわけで、

今年はちゃんとした花火大会を見に行きたい！

と夫に頼み、仕事帰りに行くことに。

仕事が終わったのが、18時。

花火大会は19:30〜だったので、

途中マクドナルドに立ち寄ってささっと夕飯

いつもは店内激混みのこの時間でも、みんな花火大会に出かけているのでガラガラでした。

マクドナルドのカップもクリスマス仕様

大きな花火大会は、大きな公園で行われるため、簡易遊園地や出店がいっぱい出ていて、

日本の花火大会並の、人・人・人！

当然付近一帯の道路も大渋滞なわけです。

イギリスでは家の車を駐車場ではなく、路上駐車する人がかなり多い(合法)ので、

路上駐車用のレーンがあるところもある

両側1車線の道路だと両脇に車を停めてあると、

一台しか通れないので、通常譲り合って通ります。

でもこの日は大渋滞。

しかも地元民じゃない人じゃない人達も集まる花火大会。

駐車禁止の場所にも停めるし、譲り合わないわで

渋滞に輪にかけて混乱が起きます

会場となる公園まであと50メートル。

この時点で19時前。(開始30分前)

このままだと駐車してたらちょっと遅れるかもね〜

と話していたら、

前の車が、すれすれ幅が怖くて動けなくなったらしく、

対向車に道を譲りまくるせいで、

私達は1ミリも動けなくなりました

当然後続車もいっぱい

対向車も、5センチあるかな〜くらいのすれっすれを通っていきます

車のコーナーセンサーが鳴りっぱなし

元々渋滞なんてものが存在しないイギリスの田舎町。

いつも信号待ちで5-6台並んだだけで、渋滞と騒ぐ夫は、当然

イライライライラ

ついには1ミリも動けず50分ほど経ちました

花火もほとんど終わりかけ

それでも誰もクラクションを鳴らさないし、

対向車とおしゃべりしてたり、

さすがイギリスだなーと思っていました。

てゆーか、お巡りさんが交通整理とかしないの！？

夫いわく、公園内はセキュリティの人が人員整理をしているけれど、

周辺道路は誰も交通整理はしないとのこと

自ら交通整理に出ようと誰かが思っても、

みんな、両側&前後がすれすれ状態なので、

誰も車の外に出られない

これで接触事故なんてあった日には目も当てられない

夫のイライラは増すばかり。

夫「今が、人生で1番ストレスを感じてる」

と申しておりました

さらに、おばあちゃんにサイドミラーをあてられ、

しかも謝らない

夫のイライラはピークに

でもね、このイライラ、私が言った次の一言で、一瞬でおさまったんです（笑）

私「トイレ行きたい…」

夫「！？」

おバカな私は、何も考えずに、

マクドナルドで、ラージサイズのコーラを飲んでたんです

そのちょっと前には会社で水500ml飲んでた…

おかげで膀胱が緊急事態

夫「我慢できそう！？」

私「ちょっと、マジでわからん頑張るけど、我慢できんかったらごめん先に謝っておく」

夫「それは困る」

私「いや、マジで、リアルにヤバイ実は結構前から我慢しててん」

夫「ここさえ抜けたら、出来るだけ早く家に着けるように運転頑張るから、コクもあとちょっと頑張って！！！」

通常であれば家まで10分の距離でした。

私「スキャン検査で大量に水飲まされた時よりつらい…」

その時の話はこちら→イギリスで初エコー検査

ここからの夫は、さっきまでの険悪な感じが嘘のように、

私の気をそらそうと一生懸命でした（笑）

私はずっと股間を押さえて、最悪の場合どうしようかを一生懸命考えていました（笑）

そうこうするうちに、花火大会も終わってしまい、やっと車が動き出し、

猛スピードで帰りました

トイレも間に合いました

一息ついた時にはもう2人ともヘトヘトのヘロヘロ

夫「来年は家から歩いて行こう」

私「イギリスで花火大会は二度と行きたくない」

夫「あと、出発前に飲み物を大量に飲まないこと」

私「あと、今度日本に一時帰国した時に、渋滞用の簡易トイレを買ってくるわ」

翌日、夫が見るはずだった花火大会の動画を見つけたと見せようとしたんですが、

花火と聞いただけで、車で悶絶してたのを思い出してしまうような状態なので見ませんでした

今後、コク家では花火大会は日本で見る、というルールが新しくできました

自分が悪いんですけどね。花火はなんにも悪くない。