山田孝之さん主演の映画「ステップ」を観ました。
若くして、妻を亡くし、幼い娘を
男手一つで育てる主人公。
親も娘も
周囲の人たちも
思いやりにあふれ
優しい気持ちに包まれます。
山田さんの抑えた演技が光りました。
保育士役の伊藤沙莉さん、
カフェ店員役の川栄李奈さんという若手演技派も出演。
過度に力まず、自然体でした。
山田さんと子役の白鳥玉季さんが
奥さん（ママ）が亡くなっていても
住んでいる部屋にはいる、と考える場面が
ああ、その通りだなと感じます。
それなりにドラマはありますが、
起伏に富んでいるわけではありません。
でも、気づくと目尻から
涙がにじんでいることが何度かありました。
題名のステップに「一歩」以外の意味があることが明かされるとき
「家族とは何か」が改めて問われる気がします。