投資判断と疲労~哲学へ~ | 黄緑のブログ

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幸福論(バートランド・ラッセル著 堀秀彦訳 角川 1952/7/30)を読んでいる

 

その中に、いったん決断を下した暁には、何か新しい事実を諸君が知った場合は別、さもなければこの決断を決して修正するな。優柔不断ほど疲れるものはないし、またこれほど無益なものはないのだから。

 

と言うくだりがあった。株を買った場合にも、買った理由がテクニカルではないのなら日々の株価の変動に右往左往してミスターマーケットの餌食になるのはばかげている。

やはりこういう狭義の投資とは関係がないと一般に思われている本にこそ、マーケットでも役立つ智慧が見つけられる。どんなに素晴らしいやり方を知っていたとしても、自分自身についての理解がなければ、猫に小判になりかねない。

 

投資は人生の総合格闘技と言われるように、狭いその分野でだけ訓練するより、幅広い世界を知っていた方が良いと思っている。