風に吹かれて(2) 「初夏(はつなつ)の風」に会いに行く~鹿沼 | 空にはブログ

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私と同じ誕生日(12月10日)の天才詩人・寺山修司氏の第一歌集「空には本」より名前を拝借した「空にはブログ」です。趣味のこと、好きなことなど、綴っていきます。基本的に毎日更新。…シーズン中は、野球ブログみたいになります( ̄▽ ̄;)…

こんばんは~。

猛獣(ネコ科)対決第2ラウンド@甲子園は、昨日に引き続き獅子さんチームの勝利~!(≧▽≦)

雄星くん、よく踏ん張ったわ~(^3^)
永江きゅんも、ヒット打ったし(^∇^)ヤッタネ←最後のほーだけど^^;

…でも、今日の大勝も、同じく愛してる虎さんチーム相手だから、素直に喜べなくて( ̄0 ̄;)…フクザツ
この二連戦、1勝1敗を予想していた私。

6月の猫屋敷での対決は、虎さん連勝で、五分五分になればよいかしらん?( ̄▽ ̄;)ドーナルコトヤラ


…ここより、本題に入らせていただきます(^.^)(-.-)(__)ペコリ

今回は、前回の続篇のよーな内容です。

ここのところ、むしょ~に風に吹かれたくなった私は、二年ぶりに栃木・鹿沼を訪れました。←'12年3月27日付の当ブログ参照 http://ameblo.jp/kimidon-1210/entry-11205669575.html

一昨年に鹿沼を訪れたときも、どこか気持ちがやさぐれていて、風に吹かれたくなっていて。

どーやら私は、気持ちがやさぐれたり壊れたりすると、どこかの風に吹かれたくなる性分のよーです( ̄▽ ̄;)

この日は、

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イコちゃんも同伴、新宿から宇都宮行きの湘南新宿ラインに乗り込みました。

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鹿沼に行くには、宇都宮で日光線に乗り換えるのですよ。

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日光線の時刻表。

日光線の乗り継ぎに、30分くらい間が開いてしまったので、お土産店で買い物したり(^^)

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餃子クリアファイルをゲット(^∇^)

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宇都宮駅の記念スタンプ。

宇都宮から日光線に揺られて15分くらいで、

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鹿沼に到着。
イコちゃん、初めての鹿沼に嬉しそう(^^)ヨカッタネ イコチャン

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駅舎。
改装されていて、一昨年訪れたときとは、ちょっと違う造りになっていた。

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鹿沼駅の記念スタンプ。

今回、なぜ私が鹿沼を訪れたかというと、鹿沼にある川上澄生美術館に行くためなのであった。

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川上澄生美術館は、鹿沼駅から徒歩で20分くらいの場所にある。

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↑この画像、横向きですんません^^;

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黒川という川を渡ると、

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とんがり屋根が目印の、川上澄生美術館に到着するのであった(^∇^)ヒサシブリー

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川上澄生(1895~1972)は、私の敬愛してやまない版画家で、アメブロのプロフィールの「好きなアーティストは?」の項にも、川上澄生の名前を載せているくらい(≧▽≦)キャー

版画だけど、どことなくPOPな作風が特徴である。

しかも、川上澄生は宇都宮中学(旧制)の教員時代に野球部の部長を務め、見事、甲子園出場を果たしているのですよ(^∇^)

なので、野球に関する作品もあるくらいです。←'12年6月4日付の当ブログ参照 http://ameblo.jp/kimidon-1210/entry-11269236284.html

自分の大好きな人が野球好きだと、なんだか嬉しいよ~う(^3^)ヤッタネ←結局そこか^^;

その川上澄生の代表作である「初夏(はつなつ)の風」が、文字通り初夏の、この時期限定で特別展示されるので、鹿沼にある川上澄生美術館に足を運んだわけで。

こちらが、

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「初夏の風」の、クリアファイル。

1926年発表の作品で、棟方志功に多大な影響を与えた作品でもあります。

若き日、想いを寄せていた女性に失恋、その苦い経験が「初夏の風」に表れているのだとか。

女性の周りに、擬人化されたエメラルドグリーンの初夏の風が、吹きつける。

かぜとなりたや はつなつのかぜとなりたや かのひとのまへにはだかり かのひとのうしろよりふく はつなつの はつなつの かぜとなりたや

という詩が添えられていて、版画というより、詩画なのだ。

…なんだか、切ないな…

この日、初めて実物を目の当たりにしたんだけど、私の他に見物客がいなかったから、作品の前で立ち尽くしてしまった。

川上澄生は、失恋したあとも、その女性に想いを寄せ続けていたらしい。

なんだか、わかる気がした。

夕陽が見え始めた頃、美術館を出て、鹿沼駅に向かった。

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美術館のレシートには、川上澄生の自画像の版画があるのです(^^)

帰りの車中から。

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イコちゃんも、満足そーです(^∇^)タノシカッタネ イコチャン

版画じゃないけど、初夏の風に吹かれてきた私。
気持ちのやさぐれもぶっ壊れも、穏やかになったみたいで( 〃▽〃)

18きっぷの時期になったら、また、どこかの風に吹かれてこよーかと。

…最後に、

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鹿沼駅から。