みなさん つづきが気にあるようで。せがまれて筆をとってしまいました。
そうです。僕の弟は、僕に似ずに、なかなか歌舞伎役者のようないい男なんですよ。女がたですけどね。
髪の毛も、多い
話のつづきをということで、
やくざ屋さんに電話したところ、曽根崎警察に来てくれるというではありませんか。
曽根崎警察のロビーで、僕とエリー、ちがうかっ(ものいい風に)そして組長さんの息子さんと後見人みたいなやくざ屋さんとお話することになりました。
暴力団対策本部の方が、パイプイスを四脚用意して下さいました。
しばらく沈黙が続きました…
ところで、弟さんは男なんですか女なんですか?と聞かれ、困っていますと。
弟はきっぱり、私はエリーです。というではありませんか。
あくまで、弟は、女性同士の友達であることを強調しております。
おまえ、そういう作戦やったら先にいうとってくれって感じです。
しかし、自殺未遂をした女の子は弟にもて遊ばれたと言っているそうです。
いったい何を信じたらいいのかわからないまま時は過ぎていきますが、弟の味方は僕だけです。
気を取り直して、男に振られただけで自殺しとったら命がいくつあってもたりまへんがなと僕は言いました。
普段なら、声が震えて言えない場面ですが、そこは曽根崎警察署内、後ろ盾があると僕も言う言う。自分でもおかしいくらい舌が回ります。
逆に困惑した組長さんの息子さんは、のぞが乾いた僕に缶コーヒーを買ってくれたのを今でもはっきり覚えています。
どうやら、自殺未遂をしたのは本当のようでした。
でも、その原因が僕のあほな弟のせいだとは僕はとても思えませんでした。
女のかっこしたおとこおんなに本気になる女性がいるとはどうしても思えなかったからです。
なんとか、組長さんの息子さんにわかっていただきましたが、一時は弟をはじこう(鉄砲でうつこと)とまで思い詰めていたようでした。
なんでそんなことになるんかさっぱりわかりませんでしたが、弟はここで命を取りとめることに成功しました。
あーーーー怖かった。
帰りに警察がパトカーで送ってくれました。少し足が震えていましたが、何か男として一回り大きくなった僕がいました。
大事なことは、自分に有利な場所で土俵で戦うことですよね。
間違ってものこのこ事務所なんか行ってはいけません。
でも話してみるとやくざ屋さんもいい方でした。本当に彼女のことを愛しているようでした。
えっ その後、弟がどうなったかって?
またもや音信不通です。
弟は困ったときだけ現れるんです。
音信不通ってことは、元気にやってる証拠です。
ほんとはいいやつなんです。はい
弟の話まだまだ続きます。to be continueヽ(゜▽、゜)ノ