これは、職場にも迷惑をかけてもいけないし、どうしたもんかと悩んだが、要するに金銭の要求か、美人局のようなもんなのか?頭の整理がつかないまま、僕は、上司である神戸の美容クリニックの院長に相談した。
このM院長がいうには、そんな話ありえへん。どうせチンピラが食い詰めて絵描いてるだけやから、俺にまかせとかんかい的な心強い発言。
M院長が代わりにやくざに電話してくれるという。
大船にのったつもりでやりとりを見守ったところ…
『オイ、コラ、オマエどこのどいつや誰やおもとんねん。神戸のMを知らんのか』M院長やくざ顔負けの巻き舌である。うーんどうも話をややこしくしてくれてそうな予感
電話を切ったあと笑顔で、安心せぇっ、あれはただのチンピラや、ようゆうといたったから安心せぇとのことだった。
がぁーーーーーーー、しかし
後日、M院長曰く
『先生、ごめんごめん、先日のあれっ本物やったわ。やくざの先輩に聞いたらそういう奴おったわ。~組のぼんやわっ』
ってどういうことですのん?
だから、ほんまもんやから、ここに電話しって電話番号を渡された。
この電話番号は暴力団対策本部 直通のホットラインではありませんか。
M院長、話、かなーーーりややこしくなってますやんって感じです。
そんなこんなで曽根崎警察署の暴力団対策本部で話を聞いていただくことになった。
そんな警察からのアドバイスは無視せいということであった。
毎日、家にも携帯にも電話かかってくんのにどうやって無視すんのって感じです。
もし、さらわれたらどうすんの?
要するに、民事不介入というのがあるらしく介入できないらしい。
税金どんだけ払ってるとおもとんねん。
民衆の叫びを聞かんかい。こういうときのポリちゃうんかいっと警察には勢いよく巻き舌を使う僕も組のひとには敬語をつかってしまいます。
組事務所近くの喫茶店で話すことになってるから、なんかあったらすぐ来てねと警察にお願いしたところおことわりされてしまったのである。
まだ、暴力団新法は、施行したばかりだったので、当時はあいまいだった。
みんなで知恵を出して考えたところ、曽根崎警察のロビーでやくざ屋さんとお話するのが良いといことになった。
はたして、ヤクザ屋さんはきてくれるのか?
つづく