770冊目 キラキラ共和国/小川 糸 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「キラキラ共和国」小川 糸著・・・★★★☆

ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。

 

図書館で予約し、何故本書を選んだのか?も、忘れた頃に順番が回ってきた。

読み始めて暫くして、何か変だなと思ったら「ツバキ文具店」(未読)の続編だった。。。ort

 

主人公の鳩子は先代の祖母からツバキ文具店を継ぎ、文房具を売る傍ら手紙の代筆を生業とし、いろんな事情を持ったお客の手紙の文を考え、その人らしい筆跡で手紙を綴る。

それと並行し、再婚相手ミツローと娘のQPちゃんと暮らす日々の出来事を描いている。

 

「ツバキ文具店」を読まないと分からない経緯も多いが、物語の舞台となっている鎌倉の表(観光地)からは見えない、鎌倉に暮らす雰囲気が伝わってくる。

手紙の話もミツロー、QPちゃんとの話も外連味の無いほんわかした感じでいいんだけど、焦点がボヤけ少し物足らなさを感じた。

 

「ツバキ書店」の評価が良いようなので近々読んでみようと思う。

 

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