「キラキラ共和国」小川 糸著・・・★★★☆
ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。
図書館で予約し、何故本書を選んだのか?も、忘れた頃に順番が回ってきた。
読み始めて暫くして、何か変だなと思ったら「ツバキ文具店」(未読)の続編だった。。。ort
主人公の鳩子は先代の祖母からツバキ文具店を継ぎ、文房具を売る傍ら手紙の代筆を生業とし、いろんな事情を持ったお客の手紙の文を考え、その人らしい筆跡で手紙を綴る。
それと並行し、再婚相手ミツローと娘のQPちゃんと暮らす日々の出来事を描いている。
「ツバキ文具店」を読まないと分からない経緯も多いが、物語の舞台となっている鎌倉の表(観光地)からは見えない、鎌倉に暮らす雰囲気が伝わってくる。
手紙の話もミツロー、QPちゃんとの話も外連味の無いほんわかした感じでいいんだけど、焦点がボヤけ少し物足らなさを感じた。
「ツバキ書店」の評価が良いようなので近々読んでみようと思う。
キラキラ共和国
1,512円
Amazon |