756冊目 涙香迷宮/竹本健治 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「涙香迷宮」竹本健治著・・・★★★

囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久は謎を追いかけるうちに明治の傑物・黒岩涙香が愛し、朽ち果て廃墟になった茨城県の山荘に辿りつく。そこに残された最高難度の暗号=日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」48首は天才から天才への挑戦状だった。

 

2017年版「このミス」国内1位の作品。

 

本書を読む前にパラパラっと中を確認したところ、囲碁の棋譜や、旧かな遣いで書かれた短い句がずらずらと並んでいた。

これは苦手なやつじゃんと思いながらも読み始めた。

 

明治時代に実在した黒岩涙香(るいこう)の遺した山荘にミステリィファンが集まり、句に隠された暗号と、囲碁の対局中に起きた殺人事件の謎を解こうというストーリー。

マニアックな連珠(五目並べの類)の話や、クドイ程のいろは歌の数々と小難しい解読に辟易し、ほとんど意味も解らず読み進めた。

 

何が面白いのか良く分からなかったが、本書を「このミス」1位に推した方々は頭の良いマニアなんだろうね。

 

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