「素粒子」・・・ミシェル・ウエルベック・・・★★★
人類の孤独の極北に揺曳する絶望的な“愛”を描いて重層的なスケールで圧倒的な感銘をよぶ、衝撃の作家ウエルベックの最高傑作。文学青年くずれの国語教師ブリュノ、ノーベル賞クラスの分子生物学者ミシェル―捨てられた異父兄弟の二つの人生をたどり、希薄で怠惰な現代世界の一面を透明なタッチで描き上げる。充溢する官能、悲哀と絶望の果てのペーソスが胸を刺す近年最大の話題作。
久しぶりの更新です。
なんだかこの頃、読書に対する熱が急速に冷め、それ以上にブログを書くのが面倒になってしまいやっと重い腰をあげたところ。
だいぶ既読本が溜まりました。
本書は読書関係のインスタで取り上げられていた本で、ちょっとHっぽい内容に興味を惹かれ読んでみた。
「素粒子」という題名の通り、物理学やら生物学やら小難しい話が出てくる。
もちろんHな描写も多々出てくるがそれ程大したものではない。
ストーリーは2人の男の青春グラフティー~その後的な物語で解り易いが、奇を衒った作品のようで個人的には何が面白いのか分からなかった。
この作家は他の著作の題名を見る限り、小難しい本が多いようだ。
素粒子 (ちくま文庫)
1,512円
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