710冊目 これからのSEO Webライティング本格講座/瀧内 賢 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「これからのSEO Webライティング本格講座」瀧内 賢著

本書が推奨するのは、『ユーザー&ロボット両取りのライティング』です。ユーザー寄り一辺倒ではなく、もちろん「以前の、ロボット向け手法に戻る」ということでもない、いわばユーザーとロボットの両方へ同時に思いっきりすり寄る、次世代の手法です。対象をユーザーとしながらも、現況のアルゴリズムレベルに鑑みたロボット向けの施策こそが、これから先、必要不可欠となるWebライティングなのです。

 

このブログで仕事に関わる本を記事にするのは本書が初めてです。

 

我が社も(といっても零細企業ですが)、遅ればせながら新商品のネット販売に乗り出す事になり、先月仮りのHPを立ち上げた。

そこで必須となるのがSEOです。

 

ネット関係の仕事に関わっている方ならもちろんご存知だと思うが、関係無いネットユーザーにはSEOと言っても全く知らない人もいるし、聞いた事があっても、実際にどんな事をするのかを知らない人も多いだろう。

実は私もその1人で、SEOの意味は何となく知っていたがその具体的な手法は、本書を読むまで全く知らなかった。

 

SEO(Search Engine Optimizationの略)とは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、簡単に言えばHPやブログなどを検索結果の上位に表示させる為の(Googole)対策である。

当然、上位に表示されればそれだけHPにアクセスされる可能性が高くなり、商売に結び付く事になる。

 

読んで思ったのは「Googleって凄げ~!こんな細かい事まで分析しているんだ」という驚きだった。

そりゃそうだよね、この世に何千万?何億?あるHP(ページ)の中からネットユーザーが求めるようなページの優先順位をつけるんだから。

 

本書に書かれている内容を一言で言えば「国語の勉強」である。

どのようなキーワードを使い、どう文章を書けばいいのか?という具体的なノウハウ(SEOの内部対策)が解説されている。

 

どこに空白や句読点を入れるか?

同義語や類似語をどう使うか?

1ページの中にキーワードを何%使えばいいか?

などなど、重箱の角をつつく様な国語の勉強です。

 

昔は検索してヒットしたページに書かれている文章が、キーワードを連発し「何か文法が変だな」という事が多々あった。

その頃は文法が滅茶苦茶でも、文章の中に検索キーワードを多用すればヒットした。

 

しかし現在は、キーワードを故意に多用したり、文法がおかしかったりすると順位を落とされ、タイトルと本文の文章が一致していなかったり(ポン引きみたいな)、文字数が少なくてもダメなのである。

 

昔はロボットで機械的に検索されていたものが、現在はユーザー寄りの良質なコンテンツが求められ、緻密な分析によって検索結果が順位付けされる。

そして、そのGoogleの技術(アルゴリズム)は日々進化しており、それに合わせてコンテンツの改良も必要になる。

 

勿論Googleは人の手によって1ページ1ページ良質かどうかを評価している訳ではなく、ロボットで分析している訳で、Google自身も「ユーザーの検索意図を完全に理解することは難しい」と認めており、ユーザーが良質だと感じ、ロボットにも理解しやすいコンテンツが求められる。

 

しかし、HPの制作を素人ができる筈もなく、当然専門業者に依頼する訳だが、予算を湯水の如く使える大企業なら丸投げすればいいが、うちのような零細企業はある程度自力でやらないといけなくなる。

丸投げできたとしても、ある程度知識を持ち把握していないとムダな経費ばかり掛かり、業者にぼったくられ全く効果が出ないという可能性もある。

 

という訳で、うちのサイトが上位に表示されるのはいつになるんだろうか?

こりゃ大変だわ。。。(≧▽≦)

 

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