703冊目 しんせかい/山下澄人 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「しんせかい」山下澄人著・・・★★

十代の終わり、遠く見知らぬ土地での、痛切でかけがえのない経験――。19歳の山下スミトは演劇塾で学ぶため、船に乗って北を目指す。辿り着いたその先は【谷】と呼ばれ、俳優や脚本家を目指す若者たちが自給自足の共同生活を営んでいた。苛酷な肉体労働、【先生】との軋轢、そして地元の女性と同期との間で揺れ動く思い。気鋭作家が自らの原点と初めて向き合い、記憶の痛みに貫かれながら綴った渾身作!

 

第156回(2016年)芥川賞受賞作品。

 

何じゃこりゃ?

芥川賞も暫くまともな作品が続くと思っていたが、久しぶりに本作の受賞には首を捻った。

 

19歳の少年が演劇塾で体験した、体験記みたいな私小説的な作品であるが何を伝えたいのか?

私には、ただの文の羅列にしか思えなかった。

130P程の中編だったが、完読するのが苦痛だった。

 

果たして本作を読んでどれだけの人が理解&納得するのだろうか?

 

選考委員の選評を見ても訳分からん。

 

受賞作の他「素直に言って、覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」も収録されているが、程度は同じ。

 

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