「夜市」恒川光太郎著・・・★★★☆
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
なんだか、とっても評判が良いので読んでみた。
一応分類的にはホラーになってますが、ちょい怖ながらもちょっとヒネリを加えホロッとさせる、ファンタジーとか大人の御伽噺的な感じ。
情緒のあるストーリーは雰囲気があって巧いんですけど、文体がねー。。。
中学生ぐらい向きの情緒が無い文章で、肩が凝らず読みやすいて言えば読みやすいんですが折角のストーリーも魅力半減。
それにしても選評はちょっと褒めすぎじゃないの~。
林真理子の感覚は私には分からん。。。( ̄_ ̄ i)
これ読んで泣いた、とは荒俣さんも結構お茶目じゃな~い。。。Σ(~∀~||;)
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