313冊目 夜市/恒川光太郎 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「夜市」恒川光太郎著・・・★★★☆

大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ裕司は、自分の幼い弟と引き換えに「野球の才能」を買ったのだという。野球部のヒーローとして成長し、甲子園にも出場した裕司だが、弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたというのだが―。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。


なんだか、とっても評判が良いので読んでみた。

一応分類的にはホラーになってますが、ちょい怖ながらもちょっとヒネリを加えホロッとさせる、ファンタジーとか大人の御伽噺的な感じ。

情緒のあるストーリーは雰囲気があって巧いんですけど、文体がねー。。。

中学生ぐらい向きの情緒が無い文章で、肩が凝らず読みやすいて言えば読みやすいんですが折角のストーリーも魅力半減。

それにしても選評はちょっと褒めすぎじゃないの~。

林真理子の感覚は私には分からん。。。( ̄_ ̄ i)

これ読んで泣いた、とは荒俣さんも結構お茶目じゃな~い。。。Σ(~∀~||;)



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