自分への口癖。 | 気まぐれジューゴ

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「2010年ピグの旅」として、ピグの世界を旅行してきました
今度は外に出て、いろいろ表現してみたいと思います('◇')ゞ

 

「それが君の望むことなのかい?」

「本当にそれでいいの?」

「じゃあ、君はどうしたい?どうなりたい?」

 

これらは、私の口癖である。

断っておくが、私はこの口癖を他人に向けて言うことはない。

あくまでも自分自身に語りかける口癖である。

 

日々の生活の中で、思い通りにいかないことがある。

例えば人生の目標、今日のスケジュール、仕事の進捗、

創作、人付き合い、やらなければいけないこと等々。

 

そんな時、思い通りにいかないことに対して、

自分はダメだと落ち込んだり、

自分は悪いのだと無理やり自分のせいにしたり、

あるいは他人への怒りに転換したり、

相手がすべて悪いと責め立てたりと、

怒りや苦しみや悲しみに包まれることがある。

 

その時にこの口癖を自分に言い聞かせている。

「まぁな、野月君、その気持ちもよくわかるよ。

でも、それが君の望むことかい?」

こんな感じで使う。

 

すると、もう一人の自分がこう言う。

「いや、辛いままではいたくないから、

この後はこうなったらうれしい」とか、

「まぁ、そんな場面もあるけれど、

自分はこういう景色を見たい」という風に、

自分の望むことが浮かんでくる。

 

すると心が落ち着き、

「今はこうだけど、自分はこうなるから」と

自分の望むことに意識が向き始める。

 

私事で恐縮だが、実は去年、

今開催している個展の応募をしていた。

しかし、去年は応募多数で落選し、

個展の開催はできなかった。

 

正直悔しくもあったし、

自分の願望が叶わないことに

怒りや失望を感じた。

 

でもその時に、冒頭の言葉が浮かんできたのである。

 

それから私は、本当に望んでいることに光を当てた。

「大丈夫、来年には掲載できているよ。

そして、たくさんの人が喜んで見てくれるよ。

それまでに創作を楽しんで、作品を増やしていこう」

 

それから一年の間に、

オードリー・ヘップバーンが完成し、

新垣結衣さんが完成し、

切り貼り絵もいろいろと増えた。

そして大谷翔平選手の絵は、

WBCのおかげでタイムリーな似顔絵になった。

 

去年、掲示していたら、

これらの作品はなかったことになる。

 

そして今年になって、こうして個展も無事に開催でき、

たくさんの方々に見ていただいて、

「よかったよ」といううれしい言葉も

いただいている状況になっている。

 

もしも去年の段階で、

ただただ悔しがって、怒ったり落ち込んでいたままだったら、

たぶんこうした進展はなかったのだろうと思う。

 

こういう経験ができたおかげで、

本当に自分の望む景色をイメージすることが、

いかに大切かということを学んだ。

 

これからも何かあったら、

こうやって問いかけていこうと思う。