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https://www.bbc.com/news/articles/cn05rz3w4x1o
パキスタンが猛暑に見舞われ、死者数増加
2024年6月27日 00時 GMT
キャロライン・デイヴィス パキスタン特派員
パキスタン南部の気温が上昇するにつれ、死者数も増加した。
エディ救急サービスによると、カラチ市の遺体安置所には通常、毎日30～40人ほどが搬送される。
しかし、過去6日間で、同サービスは568体の遺体を収容しており、そのうち141体は火曜日だけで収容された。
すべてのケースの死因を正確に述べるのは時期尚早である。
しかし、死者数の増加は、カラチの気温が40℃（104℉）を超え、湿度が高いため体感温度が49℃にもなったことによるものだと報道されている。
人々は助けを求めて病院に向かった。
カラチ市民病院は、日曜日から水曜日にかけて熱中症で267人を入院させたと、救急科長の医師イムラン・サルワール・シェイクは述べた。うち12人が死亡した。
「病院に来た人のほとんどは60代か70代だったが、45歳前後の人も何人かいて、20代の人も数人いた」と医師シェイクはBBCに語った。
症状には嘔吐、下痢、高熱などがある。
「私たちが見た人の多くは屋外で働いていた。私たちは彼らに、この高温の中で十分な水を飲み、薄着になるように伝えている」
ある気象学者が「部分的な熱波」と表現した高温は週末に始まった。
一般市民に救済を提供するために、熱波センターやキャンプが設置された。
写真には、涼もうと噴水で遊ぶ子供たちが写っている。
「私を見て！私の服は汗でびっしょりだ」と、月曜日に涼しく過ごそうと奮闘していたモハメド・イムランはロイター通信に語った。
助けを必要とした人全員が病院にたどり着いたわけではない。
ワシム・アハメドは家に着いたとき、体調が悪いことに気付いた。
56歳の警備員は、ちょうど12時間の夜間勤務を屋外で終えたところだった。それでも、気温が高すぎると感じていた。
「彼はドアから入ってきて、この暑さに耐えられないと言った」と、ワシムのいとこであるアドナン・ザファルはBBCに語った。「彼はコップ一杯の水を頼んだ。飲み終えるとすぐに倒れた」。
ワシムの家族が彼を病院に連れて行ったときには、医師は彼が心臓発作の疑いですでに亡くなっていたと告げた。
アドナンによると、彼はもともと心臓病を患っていたが、これまで暑さで苦しんだことはなかったという。
カラチの高温への対応の苦闘は、多くの人が涼しさを保つために頼っている扇風機やエアコンが止まる定期的な停電によって悪化していると一部の人々は恐れている。
ムハマド・アミンは停電で苦しんでいた人の1人だった。停電とは、電力供給が停止する現象である。これはパキスタン全土で電力庁が供給維持のためによく行っていることだ。
彼の親戚によると、彼らのアパートでは頻繁に停電が続いたという。
彼の家族によると、40代だったムハンマドは突然体調を崩し、その後死亡した。
死因は特定されていないが、家族は暑さが原因ではないかと疑っている。
ドーン紙によると、市内の路上で救急隊が30人近くが死亡しているのを発見した。
警察医官のスマイヤ・サイードは同紙に対し、その多くが麻薬中毒の疑いがあると話した。しかし、負傷の兆候はなかった。
パキスタンで対応に苦慮しているのはカラチだけではない。
ロイター通信によると、先月、カラチが州都であるシンド州では、記録破りに近い52.2℃の気温が記録された。
パキスタンの隣国もここ数週間、極端で致命的な気温に苦しんでいる。
国境を越えたインドの首都デリーは「前例のない」熱波に見舞われており、5月以降、毎日の気温が40℃（104℉）を超え、ピーク時には50℃近くまで達している。
市内の医師らは、このようなことはこれまで見たことがないと話している。
カラチ在住のモハマド・ゼシャンにとって、何が問題なのかは明らかだ。
「これは気候変動によるものだ」と彼はロイター通信に語った。「これは世界中で起こっている。ヨーロッパでも起こっている。彼らは猛暑に直面しているが、対策を講じている。」
「しかし、ここでは、政府が効果的な対策を講じていないのは残念だ。」
専門家らは、気候変動の結果、こうした異常気象がますます頻繁かつ激しくなっていることに同意している。
カラチを襲っている熱波は、気温が若干下がると予想されているものの、来週まで続くと予想されている。
気象専門家は現在、モンスーンシーズンに注目している。ドーンに話を聞いた専門家によると、モンスーンシーズンは早く到来し、雨量が60％も増加すると予想されている。
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仮訳終了