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ドイツ南部で洪水により少なくとも4人が死亡
2024年6月3日 17時 GMT
ドイツ南部で大雨による洪水が発生し、少なくとも4人が死亡した。
犠牲者には月曜日に浸水した地下室で発見された3人が含まれる。日曜日には消防士が閉じ込められた住民を救出しようとして死亡した。
金曜日に豪雨が始まって以来、バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州では数千人が自宅から避難している。
被災地を視察したドイツ首相オラフ・ショルツは、洪水は重大な環境問題を思い起こさせるものだと述べた。
「人為的な気候変動を食い止めるという任務を無視することはできない」と同首相は月曜日に述べた。
バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト東部のショルンドルフでは、月曜日遅くに地下室で男女1人の遺体が発見された。
バイエルン州で最も被害が大きかった町の1つは、ミュンヘンの北約80キロにあるマンヒング。近くのダムが決壊し、約800人が避難した。
さらに南のシュロベンハウゼンでは、43歳の女性の遺体が月曜日早朝、地下室で発見された。ボランティア消防士は、同僚を乗せたゴムボートが転覆し、死亡した。
もう一人のボランティアも週末にボートが転覆し、行方不明となっている。
自動車メーカーのアウディは、ドナウ川の洪水のため、バイエルン州インゴルシュタット工場の生産を停止した。
首相ショルツの訪問に同行したバイエルン州首相マルクス・ゼーダーは、「ここではこれまでにない出来事が起きている」と述べた。
州全体で約2万人が救助活動に従事している。非常事態が宣言された。
ドイツ気象局は、南部と東部でさらに大雨が降ると警告した。
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