**********************************************
https://www.theguardian.com/global-development/article/2024/may/27/world-has-moral-responsibility-to-help-small-island-states-survive-climate-crisis-un-agency-chief
世界は小島嶼国が気候危機を乗り切れるよう支援する「道義的責任」がある - 国連機関長
― 脆弱な経済は長期的な解決策を見つけるために資金と実際的な援助で支援されなければならないと、UNOPSのホルヘ・モレイラ・ダ・シルバは語る ―
ケネス・モハメッド
2024年5月27日月曜日 10:47 BST
国連機関の主要機関長によると、世界は小島嶼国が直面している生存のための闘いを支援する「道義的責任」がある。
今週アンティグア・バーブーダで開催される小島嶼開発途上国（SIDS）の第4回年次会議に先立ち、UNOPSの事務局長ホルヘ・モレイラ・ダ・シルバは、世界の炭素排出量の1％未満を占める「世界で最も脆弱な経済の一部」が直面している問題を認識するよう求めた。
「SIDSは、その特殊な状況と脆弱性のために、他の開発途上国よりも高いレベルの債務問題に直面している」とダ・シルバは述べた。 「SIDS諸国の40％以上が、現在、持続不可能な債務水準に陥りかけているか、すでにその水準に苦しんでいる。また、大災害が発生するたびに、SIDS諸国の民間対外債務は増加する傾向にある。2016年から2020年の間に、SIDS諸国は、気候変動対策資金として受け取った金額の18倍を債務返済に充ててきた。
「SIDS諸国は国際貿易に過度に依存しており、資源が限られ、主要市場から遠く離れており、自然災害の影響を受けやすい状況にある。パンデミックの経済的影響で深刻な打撃を受ける前から、すでに非常に困難な状況にあった。その結果、SIDS諸国のGDPは2020年に平均6.9％減少したが、これは他のすべての発展途上国が4.8％減少したのと比べると大きな差である。」
SIDS諸国会議には、気候危機の影響を不釣り合いに受けているカリブ海諸国16カ国を含む、国連加盟国37カ国が参加している。ダ・シルバは、SIDS諸国は開発資源へのアクセスが限られており、非常に多くのリスクにさらされているにもかかわらず、国民一人当たりの国民総所得が低いため、債務救済メカニズムの対象外となることも多いと述べた。選択肢を広げるには実際的な解決策が必要だと同氏は述べた。
「さらなる資金が必要であることに加え、実施能力に関する問題があり、それが人的または技術的能力の制約であるかどうかは関係ない」とダ・シルバは述べた。
多くの国が国のニーズを特定し、長期計画に焦点を当てる能力をさらに高める必要があるとダ・シルバは強調した。「SIDS諸国は世界の炭素排出量の1%未満しか占めていないが、気候変動の影響を不釣り合いに受けている。SIDS諸国の人々は、自分たちが引き起こしたわけではない気候危機の最前線にいる。国際社会は、気候変動と闘い、回復力のある持続可能な未来を築く彼らの努力を支援する道義的責任がある。
「私たちは、連帯と気候正義の精神だけでなく、SIDS諸国の運命が世界社会全体の運命と絡み合っているという理由から、配慮し支援すべきだ。忘れてはならないのは、SIDS諸島は海洋の重要な管理人であり、世界の生物多様性の大部分が生息している場所だということである。」
ダ・シルバは、多くの国にとって気候危機は単に生き残りをかけた問題だと述べた。「この会議の主な目的は、SIDS諸国がより持続可能で回復力のある未来を築くのを支援するために大胆な行動を呼びかけることである。この会議は、経済を活性化し、災害リスクを管理し、自然の生息地を保護するための、今後10年間の新たな行動計画の採択で最高潮に達すると予想されている。」
同氏は、国連プロジェクトサービス機関であるUNOPSが、インドと共同でバルバドスの医療を強化したり、モルディブの雨水貯蔵システムを支援したり、キリバスの沿岸保護や東ティモールの早期気象警報システムに取り組むなど、パートナーと協力してきたと述べた。
同氏は、この会議はSIDS諸国の未来、つまり「彼らの文化と生物多様性と調和し、彼らが繁栄し、回復力があり、持続可能である未来」に向けて取り組むためのユニークな機会であると付け加えた。
**************************************************
仮翻訳終わり